2月14日に特色選抜の内定者が発表され、2月15日にブログでも宇都宮市内、また栃木県東部エリアに関しては結果と考察をアップしました。
そして、今日は簡単ですが、栃木県全域の傾向を見ていきたいと思います。
今年の受験者は一般選抜定員の確認!
来年の受験者は特色選抜の傾向を確認してください!
では、どんどんいきます!
鹿沼エリアの特色選抜内定者
まずは鹿沼エリアです。
募集定員 | 特色選抜 定員 | 受験者 | 受験倍率 | 特色選抜 内定者 | 一般選抜 定員 | |
鹿沼 | 240 | 48 (20%) | 93 | 1.94 | 60 (25%) | 180↘ |
鹿沼東 | 200 | 60 (30%) | 80 | 1.33 | 70 (35%) | 130↘ |
鹿沼南 | 40 | 8 (20%) | 10 | 1.25 | 10 (25%) | 30↘ |
(食料生産) | 40 | 12 (30%) | 17 | 1.42 | 14 (35%) | 26↘ |
(環境緑地) | 40 | 12 (30%) | 11 | 0.92 | 11 (28%) | 29↗ |
(ライフデザイン) | 40 | 12 (30%) | 29 | 2.42 | 14 (35%) | 26↘ |
鹿沼商工 (情報科学) | 40 | 8 (20%) | 12 | 1.50 | 10 (25%) | 30↘ |
(商業) | 120 | 36 (30%) | 52 | 1.44 | 42 (35%) | 78↘ |
鹿沼エリアでは特色選抜受験倍率が2以上は
- 鹿沼高等学校(57.3)
- 鹿沼南高等学校の『ライフデザイン(37.0)』
鹿沼高等学校の特色倍率が高いことは、第1回、2回の進路希望調査からも予測できますが、
鹿沼南の『ライフデザイン』がここまで高くなることは予測が難しいと思います。
また逆に鹿沼南の『環境緑地(34.4)』も特色定員が割ってしまうなんて予測できません。
今回『環境緑地』を志望していた方は
とてもラッキーでしたね!
あとは、基本的に約5%多く内定者を出しています。
2月15日のブログにも書きましたが、特色選抜の内定者は定員よりも約5%多めに取ります。
ただ、だからと言って、絶対に5%多く取るというわけでもありません。注意して下さい。
小山エリアの特色選抜内定者
募集定員 | 特色選抜 定員 | 受験者 | 受験倍率 | 特色選抜 内定者 | 一般選抜 定員 | |
上三川 | 160 | 32 (20%) | 66 | 2.06 | 40 (25%) | 120↘ |
小山 | 200 | 40 (20%) | 88 | 2.20 | 50 (25%) | 150↘ |
(数理科学) | 40 | 8 (20%) | 9 | 1.13 | 9 (23%) | 31↘ |
小山南 | 80 | 24 (30%) | 24 | 1.00 | 20 (25%) | 60↗ |
(スポーツ) | 80 | 40 (50%) | 62 | 1.55 | 44 (55%) | 36↘ |
小山西 | 200 | 40 (20%) | 82 | 2.05 | 50 海外1 (25%) | 149↘ |
小山北桜 (食料環境) | 40 | 8 (20%) | 14 | 1.75 | 10 (25%) | 30↘ |
(建築システム) | 40 | 8 (20%) | 7 | 0.88 | 7 (18%) | 33↗ |
(総合ビジネス) | 40 | 8 (20%) | 16 | 2.00 | 10 (25%) | 30↘ |
(生活文化) | 40 | 8 (20%) | 22 | 2.75 | 10 (25%) | 30↘ |
小山城南 | 200 | 40 (20%) | 96 | 2.40 | 50 海外3 (25%) | 147↘ |
小山エリアの特色選抜受験倍率が2以上は
- 上三川高等学校(43.0)
- 小山高等学校(54.9)
- 小山西高等学校(49.7)
- 小山北桜高等学校『総合ビジネス(33.8)』
- 小山北桜高等学校『生活文化(36.7)』
- 小山城南高等学校(43.8)
小山高等学校、小山西高等学校、小山城南高等学校については、毎年特色選抜の倍率が高めで、また今年度も第1回、2回の進路希望調査も高めなのである程度予測は付きますが
上三川高等学校、小山北桜高等学校については、なかなか難しいと思います。
上三川、小山北桜は
不運としか言えません・・・
そして、小山南高等学校の普通科は厳しかったですね。
特色選抜の倍率が『1』ということで、安心をされたと思いますが・・・現実はそんな甘くなかったというところです。
逆に『建築システム(34.3)』は0.88とラッキーでしたね!
だいぶ明暗が分かれます。
基本的に約5%多く取る傾向にありますが、今回の小山南高等学校のように逆に少なく取る場合もやはりあります。
倍率1倍で4名も不合格者となっているので、もしかすると、同じ中学校だったり・・・
栃木エリアの特色選抜内定者
募集定員 | 特色選抜 定員 | 受験者 | 受験倍率 | 特色選抜 内定者 | 一般選抜 定員 | |
栃木 | 240 | 48 (20%) | 109 | 2.27 | 58 (24%) | 182↘ |
栃木女子 | 240 | 48 (20%) | 107 | 2.23 | 60 (25%) | 179↘ |
栃木農業 (植物化学) | 40 | 8 (20%) | 9 | 1.13 | 9 (23%) | 31↘ |
(動物科学) | 40 | 8 (20%) | 27 | 3.38 | 10 (25%) | 29↘ |
(食品科学) | 40 | 8 (20%) | 21 | 2.63 | 10 (25%) | 30↘ |
(環境デザイン) | 40 | 8 (20%) | 12 | 1.50 | 10 (25%) | 30↘ |
栃木工業 (機械) | 80 | 24 (30%) | 37 | 1.54 | 28 (35%) | 52↘ |
(電気) | 40 | 12 (30%) | 24 | 2.00 | 14 (35%) | 26↘ |
(電子情報) | 40 | 12 (30%) | 19 | 1.58 | 14 (35%) | 26↘ |
栃木商業 (商業) | 120 | 36 (30%) | 70 | 1.94 | 42 (35%) | 78↘ |
(情報処理) | 40 | 12 (30%) | 12 | 1.00 | 12 (30%) | 28 |
栃木翔南 | 200 | 40 (20%) | 85 | 2.13 | 50 (25%) | 149↘ |
壬生 | 160 | 48 (30%) | 60 | 1.25 | 50 (31%) | 110↘ |
栃木エリアの特色選抜受験倍率が2以上は
- 栃木高等学校(61.4)
- 栃木女子高等学校(59.6)
- 栃木農業高等学校『動物科学(37.2)』
- 栃木農業高等学校『食品科学(36.3)』
- 栃木工業高等学校『電気(41.2)』
- 栃木翔南高等学校(52.6)
栃木高等学校、栃木女子高等学校、栃木翔南高等学校、栃木農業『動物科学』は毎年特色選抜の倍率が高めで、また今年度も第1回、2回の進路希望調査も高めなのである程度予測は付きますが
栃木農業『食品科学』はまだ毎年、特色倍率が高いので予測は付きましたが、栃木工業『電気』は難しいところ。
栃木商業の『情報処理』はラッキーでしたね!
栃木エリアはきれい一般選抜の定員が減っています。一般受験者は注意が必要ですね。
佐野エリアの特色選抜内定者
募集定員 | 特色選抜 定員 | 受験者 | 受験倍率 | 特色選抜 内定者 | 一般選抜 定員 | |
佐野 | 160 (55) | 16 (30%) | 48 | 3.00 | 19 (35%) | 40↘ |
佐野東 | 200 | 40 (20%) | 87 | 2.18 | 50 (25%) | 150↘ |
佐野松桜 (情報制御) | 80 | 24 (30%) | 35 | 1.46 | 28 (35%) | 52↘ |
(商業) | 80 | 24 (30%) | 41 | 1.71 | 28 (35%) | 52↘ |
(家政) | 40 | 12 (30%) | 39 | 3.25 | 14 (35%) | 25↘ |
(介護福祉) | 30 | 9 (30%) | 22 | 2.44 | 10 (33%) | 20↘ |
佐野エリアのどの高校も高めです。
例年通りと言えば、例年通りですね。
中高一貫校の佐野高等学校の特色選抜の倍率がどんどん上がっています。
佐野高等学校は人気が出てきましたね!
佐野エリアは、一般選抜の倍率を考えると、特色選抜はやはり分が悪いように感じます。
足利エリアの特色選抜内定者
募集定員 | 特色選抜 定員 | 受験者 | 受験倍率 | 特色選抜 内定者 | 一般選抜 定員 | |
足利 | 240 | 48 (20%) | 141 | 2.94 | 60 (25%) | 179↘ |
足利南 | 160 | 48 (30%) | 59 | 1.23 | 54 (34%) | 106↘ |
足利工業 (機械) | 80 | 24 (30%) | 27 | 1.13 | 26 (33%) | 54↘ |
(電気システム) | 40 | 12 (30%) | 15 | 1.25 | 14 (35%) | 26↘ |
(産業デザイン) | 40 | 12 (30%) | 35 | 2.92 | 14 (35%) | 26↘ |
足利清風 | 120 | 36 (30%) | 44 | 1.22 | 42 (35%) | 78↘ |
(商業) | 80 | 24 (30%) | 27 | 1.13 | 26 (33%) | 54↘ |
足利エリアは両極端です。
特色倍率が高いところは高く、低いところは低い・・・
- 足利高等学校(56.5)
- 足利工業高等学校『産業デザイン(41.3)』
は毎年高いの注意が必要ですね!
その他の高校は特色選抜も一般選抜もほぼ変わらない倍率です。
こういうところであれば
特色選抜でもノールックでOKだと思いますよ!
今市、日光、矢板エリアの特色選抜内定者
募集定員 | 特色選抜 定員 | 受験者 | 受験倍率 | 特色選抜 内定者 | 一般選抜 定員 | |
今市 | 160 | 48 (30%) | 75 | 1.56 | 52 (33%) | 108↘ |
今市工業 (機械) | 80 | 24 (30%) | 35 | 1.46 | 28 (35%) | 52↘ |
(電気) | 40 | 12 (30%) | 11 | 0.92 | 11 (28%) | 29↗ |
(建設工学) | 40 | 12 (30%) | 18 | 1.50 | 14 (35%) | 26↘ |
日光明峰 | 80 | 24 (30%) | 29 | 1.21 | 28 (35%) | 52↘ |
矢板 (農業経営) | 40 | 12 (30%) | 23 | 1.92 | 14 (35%) | 26↘ |
(機械) | 40 | 12 (30%) | 17 | 1.42 | 14 (35%) | 26↘ |
(電子) | 40 | 12 (30%) | 4 | 0.33 | 4 (10%) | 36↗ |
(栄養食物) | 40 | 12 (30%) | 14 | 1.17 | 13 (33%) | 27↘ |
(介護福祉) | 30 | 9 (30%) | 10 | 1.11 | 9 (30%) | 21 |
矢板東 | 160 (90) | 27 (30%) | 38 | 1.41 | 31 (19%) | 62↗ |
今市、日光、矢板エリアの特色選抜はそこまで高くはなく、倍率『2』を上回ることはないようです。
ただ、やはり一般選抜の倍率と比べると少し高いようなので、どちらを選ぶか・・・
矢板東高等学校は少しずつ上がってきています。
ここからどうなるか!
大田原、那須、黒磯エリアの特色選抜内定者
募集定員 | 特色選抜 定員 | 受験者 | 受験倍率 | 特色選抜 内定者 | 一般選抜 定員 | |
馬頭 | 80 | 16 (20%) | 11 | 0.69 | 10 (13%) | 70 |
(水産) | 25 | 7 (30%) | 14 | 2.00 | 8 (32%) | 17 |
大田原 | 200 | 40 (20%) | 35 | 0.88 | 35 (18%) | 165↗ |
大田原女子 | 200 | 40 (20%) | 83 | 2.08 | 50 (25%) | 150↘ |
黒羽 | 120 | 36 (30%) | 32 | 0.89 | 32 (27%) | 88↗ |
那須拓陽 | 80 | 24 (30%) | 37 | 1.54 | 28 (35%) | 52↘ |
(農業経営) | 40 | 12 (30%) | 40 | 3.33 | 14 (35%) | 26↘ |
(生物工学) | 40 | 12 (30%) | 16 | 1.33 | 14 (35%) | 26↘ |
(食品化学) | 40 | 12 (30%) | 27 | 2.25 | 14 (35%) | 26↘ |
(食物文化) | 40 | 12 (30%) | 26 | 2.17 | 14 (35%) | 26↘ |
那須清峰 (機械) | 40 | 12 (30%) | 27 | 2.25 | 14 (35%) | 26↘ |
(機械制御) | 40 | 12 (30%) | 13 | 1.08 | 13 (33%) | 27↘ |
(電気情報) | 40 | 12 (30%) | 25 | 2.08 | 14 (35%) | 26↘ |
(建設工学) | 40 | 12 (30%) | 26 | 2.17 | 14 (35%) | 26↘ |
(商業) | 40 | 12 (30%) | 14 | 1.17 | 14 (35%) | 26↘ |
那須 | 80 | 24 (30%) | 19 | 0.79 | 19 (24%) | 61↗ |
(リゾート) | 40 | 12 (30%) | 11 | 0.92 | 11 (28%) | 29↗ |
黒磯 | 200 | 40 (20%) | 69 | 1.73 | 50 (25%) | 150↘ |
黒磯南 | 160 | 48 (30%) | 112 | 2.33 | 56 (35%) | 104↘ |
大田原、那須、黒磯エリアはだいぶ加熱傾向あります。
倍率2以上は
- 馬頭高等学校『水産(32.3)』
- 大田原女子高等学校(54.9)
- 那須拓陽高等学校『農業経営(39.2)』
- 那須拓陽高等学校『食品化学(40.2)』
- 那須拓陽高等学校『食物文化(44.4)』
- 那須清峰高等学校『機械(39.8)』
- 那須清峰高等学校『電気情報(43.4)』
- 那須清峰高等学校『建設工学(39.0)』
- 黒磯南高等学校(42.9)
馬頭の水産以外はどこも毎年同じような倍率です。
馬頭高等学校の水産は今年度は異常に高いですね!!
これはちょっと予想しづらいところです。
全体の特色選抜内定者
では、総合的にお話をしますね!
下記内容が栃木県全域の特色選抜の状況と、一般選抜の定員状況です。
全体 | 募集定員 | 特色選抜 定員 | 受験者 | 受験倍率 | 特色選抜 内定者 | 一般選抜 定員 |
2019年度 | 12,035 | 2,886 (24%) | 5,215 | 1.81 | 3,287 (27%) | 8,460 |
2020年度 | 11,675 | 2,814 (24%) | 5,059 | 1.80 | 3,217 (28%) | 8,161 |
2021年度 | 11,475 | 2,684 (23%) | 4,874 | 1.82 | 3,082 (27%) | 8,093 |
2022年度 | 11,395 | 2,744 (24%) | 4,766 | 1.74 | 3,122 (27%) | 7,986 |
2023年度 | 11,475 | 2,776 (24%) | 4,828 | 1.74 | 3,162 (28%) | 8,017 |
募集定員は、その年の卒業見込み者の人数で少し変動します。
特色選抜定員は平均すると約24%となり、受験倍率は約1.8です。
ほとんどの高校が特色選抜定員よりも多めに内定者を出しているので、内定者は平均すると約27%。
データ上だと、特色選抜を受ける際に
倍率1.8は覚悟しないといけません。
なので、毎年特色倍率が2を超えるのであれば、やはり分が悪い。
毎年特色選抜の倍率が1.8以下や、または毎年特色選抜の倍率と一般選抜の倍率が同じであれば、勝負する価値はあると思います。
ただ、突然倍率が跳ね上がることも
あり得るので、難しいところです。
ちなみに全体の一般選抜合格者
募集定員 | 一般選抜 定員 | 受験者 | 合格者 | 合格倍率 | |
2019年度 | 12,035 | 8,461 (70%) | 9,973 | 8,325 | 1.20 |
2020年度 | 11,675 | 8,162 (70%) | 9,242 | 7,894 | 1.17 |
2021年度 | 11,475 | 8,093 (71%) | 8,985 | 7,777 | 1.16 |
2022年度 | 11,395 | 7,986 (70%) | 8,887 | 7,582 | 1.17 |
栃木県全体で一般選抜入試を見ると、合格倍率は約1.17倍
特色選抜の倍率1.8倍を考えるとだいぶ異なります。
倍率の高い、誰もが受ける受験にするか
倍率の低い、一発勝負にするか。
これから受験をされる方は、情報を集めて、検討をして下さい。
2023年度栃木県特色選抜内定者ダイジェストまとめ
ばぁ~とですが、今回2023年度の栃木県特色選抜入試内定者、また一般選抜定員をアップしました。
特色選抜についての詳しい内容はこちら
来年受験の中学2年生は特色選抜の内容、そして現状をしっかりと把握してからご検討ください。
現中学2年生の方へ
中学2年生にとって、既に今までの成績を変えることは不可能です。
そして、中学3年生で挽回をというのもほぼ難しいでしょう。
もし、あまりに今までの成績が悪いのであれば、特色選抜は諦め、一般選抜で受験をしましょう!
現中学1年生の方へ
中学1年生は、同じくこの1年生の成績は変えられません。ただ、2、3年生で挽回することは可能です。
特色選抜を検討するのであれば、必死にこれからの学校生活大切に過ごしてください。
なぜ、成績が大切かはこちら⇒『栃木県県立高校入試 特色選抜の出願、選考方法』
さぁ、2023年度入試もあと残すところ
3月8日の一般選抜入試のみ!
一般選抜の定員は設定よりも減っています。
ただ、受験者も特色選抜入試を行い、
- 内定をもらい受験が終わった子
- 内定をもらえず、志望校を下げる子
- 内定をもらえず、私立高校に決める子
と、いう感じで、受験者も減っています。
なので、最終倍率は、そこまで上がるわけではありません。
但し、第2回進路希望調査で倍率が低かったところは
上がるかもしれません。
残り3週間、全ての時間を勉強に費やしていきましょう!
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