さぁ、次は11月中に集計される第2回進路希望調査のお話です。
今回は、あくまで過去のデータを基に考察していきます。今年2022年度のデータではありませんのでご理解の程宜しくお願い致します。
第2回進路希望調査は11月中に中学校に提出され、12月1日締め切りで集計されます。
そして、年明け1月の頭に公表されます。
次の倍率はどうなの?!
やっぱり『宇都宮中央高校』は高いのかしら?
今年の第1回進路希望調査についての考察はこちらをどうぞ!
また、特色選抜と一般選抜の違いはこちらをどうぞ!
とにかく言えることは、焦らず行動してください!
今年の第2回進路希望調査に関しては公表され次第すぐに考察します。
過去3年の第1回と第2回の進路希望調査
下記表の見方
- 『2021年度第1回』は2020年10月1日までに集計されたもの(11月頭に公表)
- 『2021年度第2回』は2020年12月1日までに集計されたもの(1月頭に公表)
- 『2021年度最終出願』は2021年2月26日に公表されたもの
- 宇都宮清陵は2020年度までは240名定員、2021年度は200名定員
宇都宮市内の普通科高校
高校名 | 募集定員 | 2019年度 第1回 | 2019年度 第2回 | 2019年度 最終出願 | 2020年度 第1回 | 2020年度 第2回 | 2020年度 最終出願 | ※2021年度 第1回 | ※2021年度 第2回 | ※2021年度 最終出願 |
宇都宮 | 280 | 1.44 | 1.37 | 1.31 | 1.42 | 1.30 | 1.24 | 1.52 | 1.43 | 1.26 |
宇都宮東 | 55 | 0.96 | 1.20 | – | 1.18 | 1.49 | – | 1.25 | 1.24 | – |
宇都宮南 | 320 | 1.62 | 1.31 | 1.25 | 1.55 | 1.37 | 1.30 | 1.50 | 1.33 | 1.33 |
宇都宮北 | 320 | 1.87 | 1.58 | 1.37 | 1.83 | 1.65 | 1.52 | 1.88 | 1.61 | 1.43 |
宇都宮清陵 | 200 (※240) | 0.90 | 0.92 | 1.11 | 0.74 | 0.79 | 1.08 | 0.91 | 1.00 | 1.37 |
宇都宮女子 | 280 | 1.36 | 1.26 | 1.21 | 1.45 | 1.36 | 1.19 | 1.39 | 1.31 | 1.16 |
宇都宮中央女子 | 240 | 1.43 | 1.31 | 1.21 | 1.27 | 1.20 | 1.20 | 1.42 | 1.20 | 1.19 |
(総合家庭) | 40 | 1.60 | 1.63 | 1.78 | 1.65 | 1.15 | 1.19 | 1.43 | 1.53 | 1.59 |
石橋 | 240 | 1.98 | 1.81 | 1.50 | 1.86 | 1.60 | 1.33 | 1.90 | 1.54 | 1.22 |
宇都宮市内、周辺の普通科高校の第1回と第2回の進路希望調査とその年度の最終出願状況でした。
グラフにするとこんな感じです!
過去のブログで、第1回進路希望調査と最終の考察をした時も、倍率は基本的には下がって、毎年同じくらいに落ち着くとお話をしましたが、今回、第2回進路希望調査を入れると、第1回、第2回、最終と順々に倍率が下がっていることが分かります。
しかし、宇都宮中央女子高等学校の総合家庭(グラフのピンク)は、あまり規則がなく、上る年もあり、下がる年もありって感じです。これは、総合家庭という普通科ではないことが原因だと思われます。
普通科ではなく、専門系学科だと、その年によって異なります。
宇都宮市内中位校も同様に第1回、第2回、最終と徐々に下がります。
しかし、宇都宮清陵高等学校は、他校と異なり、第1回、第2回、最終倍率は徐々に上がります。
人気の高い高校はやはり第1回は高く、徐々に調整が入ります。逆に人気の低い高校は上位校からの調整により徐々に倍率が高くなる傾向にあります。
ただ、これは例年のデータの結果です。今年がどうなるかは、年明け2022年1月になってからとなります。
宇都宮市内の専門系高校
高校名 | 募集定員 | 2019年度 第1回 | 2019年度第2回 | 2019年度 最終出願 | 2020年度 第1回 | 2020年度 第2回 | 2020年度 最終出願 | 2021年度 第1回 | 2021年度 第2回 | 2021年度 最終出願 |
宇都宮白楊 (農業経済) | 40 | 1.18 | 1.13 | 1.31 | 1.83 | 1.83 | 1.73 | 1.38 | 1.15 | 1.54 |
(生物工学) | 40 | 1.78 | 1.45 | 1.69 | 2.03 | 1.55 | 1.42 | 1.65 | 1.80 | 1.88 |
(食品科学) | 40 | 2.40 | 2.08 | 2.00 | 1.93 | 1.40 | 1.54 | 1.68 | 1.50 | 1.54 |
(農業工学) | 40 | 1.13 | 1.08 | 1.58 | 1.03 | 1.28 | 2.04 | 1.00 | 0.93 | 1.17 |
(情報技術) | 40 | 1.95 | 1.85 | 1.96 | 2.35 | 1.70 | 1.58 | 1.65 | 1.60 | 1.69 |
(流通経済) | 40 | 1.48 | 1.85 | 1.92 | 1.73 | 1.73 | 2.08 | 1.03 | 1.18 | 1.42 |
(服飾デザイン) | 40 | 1.50 | 1.48 | 1.38 | 1.88 | 1.90 | 1.65 | 1.95 | 1.45 | 1.50 |
宇都宮工業 (機械システム) | 120 | 2.01 | 1.46 | 1.17 | 1.69 | 1.82 | 1.24 | 1.74 | 1.24 | 0.94 |
(電気情報システム) | 80 | 1.55 | 1.25 | 1.10 | 1.33 | 1.18 | 1.30 | 1.49 | 1.14 | 1.42 |
(建築デザイン) | 40 | 3.20 | 2.23 | 1.70 | 3.43 | 2.70 | 1.70 | 2.63 | 1.85 | 1.50 |
(環境建設システム) | 80 | 0.96 | 1.16 | 1.33 | 0.79 | 0.80 | 1.37 | 0.60 | 0.66 | 0.97 |
宇都宮商業 (商業) | 200 | 1.65 | 1.75 | 1.70 | 1.41 | 1.36 | 1.40 | 1.26 | 1.32 | 1.29 |
(情報処理) | 80 | 1.43 | 1.24 | 1.37 | 1.39 | 1.26 | 1.08 | 1.35 | 1.09 | 1.25 |
宇都宮市内の専門系高校の第1回、第2回の進路希望調査とその年度の最終出願でした。
宇都宮白楊高校まとめ
グラフにするとこんな感じです!
宇都宮白楊高校は、グラフの通り、必ずしも第1回、第2回、最終と下がる傾向にありません。
ただ、倍率が『2』に触れる、触れそうになると急激に下がり、『1』に触れそうになると上がる傾向は見えます。
白楊高校の倍率は基本的に1~2倍(1.5前後)を見ておいた方が良いかもしれません。
募集定員40名。そのうち特色選抜が12名。一般選抜が28名。
一般選抜倍率が1~2倍となると受験者数が28~56名。
一般選抜合格者28名。不合格者1~28は名。
とにかく、白楊高校についてはやりたいことが定まっていて、絶対に合格したいという強い意志を持って、挑んでいただいた方がよろしいと思います。
宇都宮工業高校まとめ
グラフにするとこんな感じです!
『建築デザイン』の人気は毎年同じです。ただ第1回、第2回、最終と急激に激減します。とはいえ、最終も1.5以上はキープしています。
『電気』、『機械』についても、第1回、第2回、最終と下がります。
しかし、『環境』だけは逆に上がります。これは、人気がかかわっています。
基本的に宇都宮工業高校は、『環境建設』を第2志望とする方が多くいます。『環境建設』の倍率が低いからといって第1志望としても、『建築』『電気』『機械』からスライドした受験生が来ると、合格できない場合もあります。
このところを注意しておいてください。
宇都宮商業高校まとめ
グラフにするとこんな感じです!
宇都宮商業高校は『商業科』の倍率が年々下がっていることが分かります。『情報処理科』については、1~1.4倍。
宇都宮商業は、就職率よりも進学率が高く、ましてや資格が取得できることを考えるともっと倍率が高くてもいいように感じますが、今の世の中あまりニーズがないようですね。
栃木県東部エリアの普通科系高校
- 烏山高校は2019年度までは200名定員、2020年度から160名定員
高校名 | 募集定員 | 2019年度 第1回 | 2019年度 第2回 | 2019年度 最終出願 | 2020年度 第1回 | 2020年度 第2回 | 2020年度 最終出願 | 2021年度 第1回 | 2021年度 第2回 | 2021年度 最終出願 |
真岡 | 200 | 1.08 | 1.07 | 1.04 | 1.24 | 1.14 | 1.18 | 1.12 | 1.10 | 1.07 |
真岡女子 | 200 | 1.11 | 1.08 | 1.13 | 0.95 | 0.96 | 0.95 | 0.95 | 0.99 | 0.98 |
益子芳星 | 160 | 0.96 | 1.01 | 1.12 | 0.66 | 0.71 | 0.90 | 0.83 | 0.93 | 1.00 |
茂木 | 160 | 1.04 | 0.95 | 1.05 | 1.10 | 1.04 | 1.06 | 0.95 | 0.98 | 0.96 |
烏山 | 160 (※200) | 0.76 | 0.82 | 0.95 | 0.83 | 0.84 | 0.96 | 0.84 | 1.00 | 1.02 |
高根沢 | 80 | 1.10 | 0.94 | 0.98 | 1.24 | 1.00 | 1.07 | 0.94 | 0.83 | 0.81 |
(商業) | 120 | 0.70 | 0.76 | 1.00 | 0.69 | 0.84 | 0.95 | 0.62 | 0.86 | 1.00 |
さくら清修 | 240 | 1.28 | 1.16 | 1.21 | 1.39 | 1.38 | 1.39 | 1.32 | 1.13 | 1.09 |
栃木県東部の普通科、総合学科系高校の第1回、第2回進路希望調査とその年度の最終出願でした。
栃木県東部の普通科系高校まとめ
グラフにするとこんな感じです!
こう見ると、2019年度はまだ、どの高校も倍率が『1』以上でしたが、2020年度には真岡女子、益子芳星は倍率『1』を切っています。
そして、昨年度2021年度になると茂木も倍率『1』を切ってしまいました。
真岡高校についても倍率『1』を切るのも時間の問題だと思います。
子供の数が減っているというのもありますが、偏差値60近くの真岡高校が倍率『1』を切ることになるのは・・・
こちらも烏山、高根沢が倍率『1』を切っています。さくら清修も徐々に下がり傾向になっています。
そして、そんな倍率が切ってしまっている烏山、高根沢商業は毎年第1回、第2回、最終と倍率が上がります。
第1回で倍率が低いからといって安心は禁物です。
そして、注意して欲しいのが、倍率が1を切ったとしても全員が合格できるわけではありません。不合格になる方もいらっしゃいます。
栃木県東部エリアの専門系高校
高校名 | 募集定員 | 2019年度 第1回 | 2019年度 第2回 | 2019年度 最終出願 | 2020年度 第1回 | 2020年度 第2回 | 2020年度 最終出願 | 2021年度 第1回 | 2021年度 第2回 | 2021年度 最終出願 |
真岡北陵 (生物生産) | 40 | 1.20 | 0.88 | 0.97 | 1.03 | 1.05 | 1.00 | 0.98 | 0.95 | 1.19 |
(農業機械) | 40 | 0.78 | 0.65 | 1.00 | 0.85 | 0.88 | 1.00 | 0.58 | 0.73 | 0.81 |
(食品科学) | 40 | 1.23 | 1.05 | 1.23 | 1.30 | 0.98 | 1.08 | 0.75 | 0.88 | 1.04 |
(総合ビジネス) | 40 | 1.03 | 0.95 | 1.23 | 0.78 | 0.95 | 1.19 | 0.70 | 0.60 | 0.61 |
(介護福祉) | 40 | 1.00 | 0.70 | 0.76 | 1.03 | 0.97 | 0.85 | 0.80 | 0.67 | 0.76 |
真岡工業 (機械) | 40 | 1.63 | 1.38 | 0.96 | 1.78 | 1.35 | 1.12 | 2.00 | 1.55 | 1.19 |
(生産機械) | 40 | 0.68 | 0.90 | 1.08 | 0.78 | 0.80 | 0.96 | 0.65 | 0.95 | 1.15 |
(建設) | 40 | 0.90 | 1.03 | 0.92 | 0.95 | 1.08 | 1.00 | 1.13 | 0.83 | 0.96 |
(電子) | 40 | 0.83 | 0.88 | 1.18 | 1.18 | 1.15 | 1.19 | 0.88 | 0.73 | 1.04 |
栃木県東部の専門系高校の第1回、第2回の進路希望調査とその年度の最終出願でした。
栃木県東部の専門系高校まとめ
グラフにするとこんな感じです!
真岡北陵高校については、だいぶ調整が入るように感じます。
- 2019年度は第1回が高く、第2回で下がり、最終で上がる。
- 2020年度は第1回が高ければ、徐々に下がり、第1回が低ければ徐々に上がる。
- 2021年度は第1回が低く、第2回、最終と徐々に上がっています。
と、年度によってバラバラですが、調整が確実に入るので、今年低いところは注意が必要です。
工業系は、やはり『機械』が高いですね。ただ、第1回、第2回、最終と確実に倍率は下がります。なので、予想は立てやすいのかなぁって感じます。
『生産機械』の人気がないので、こちら確実に第1回、第2回、最終と倍率は上がります。なので『生産機械』は安心できないところです。
また、注意して欲しいのが、倍率が1を切ったとしても全員が合格できるわけではありません。不合格になる方もいらっしゃいます。
第2回進路希望調査まとめ
いかがだったでしょうか。
第2回進路希望調査は今月(11月)中に中学校に提出します。既に提出された学校もあるかもしれません。
これが公表されるのは1月の私立受験明けです。
例年であれば、前述したようになると思いますが・・・
今年が例年と異なるのは、『宇都宮中央高等学校』です!
『宇都宮中央高等学校』はもちろん注意が必要ですが、プラス・・・
『宇都宮中央高等学校』の偏差値59、『宇都宮中央高等学校総合家庭』の偏差値53の周辺である
- 石橋高等学校(偏差値63.2)
- 宇都宮東高等学校(偏差値60)
- 宇都宮北高等学校(偏差値57.7)
- 真岡高等学校(偏差値57.4)
- 真岡女子高等学校(偏差値54.1)
- 宇都宮南高等学校(偏差値50.5)
上記高校は注意が必要です。
特に『宇都宮中央高等学校』よりも偏差値が低い高校です。
今年の第1回進路希望調査の『宇都宮中央高等学校』の倍率2.57は高過ぎです。
おそらく、調整が入り、宇都宮北高等学校、真岡高等学校に流れます。
それと、皆さんお忘れかもしれませんが・・・
『宇都宮中央高等学校』の『総合家庭』も男女共学です!
えっ!?総合家庭って女子だけじゃないの?!
そうなんです。『総合家庭』も男子OKなんです!!
まぁ、家庭科系に興味がある方ですが!
と、いうところで、今年は波乱の受験になるかもしれません。
安全策を取りたい方は、『宇都宮中央高等学校』は避けた方がよろしいかもしれません。
とは、言えまだまだ時間はあります。これからでも偏差値を伸ばすことは可能です。
志望校に行きたいという強い意志があるモノが勝ちます。
気持ちがブレている、迷っている方は、早く決断をする。または、志望校を下げた方がよろしいと思います。
判断材料もあと
- 12月の下野模擬テスト
- 1月の私立受験
の2つとなりました。
志望校にまだ偏差値が届いていない方は、この2つで結果を出しましょう!
コメント