栃木県県立高校第1回進路希望調査について

入試情報

学校によっても様々ですが、基本的に9月の中旬くらいに第1回進路希望調査を提出されたと思います。

そして、例年ですと10月1日締め切りで希望調査が集計され、11月の頭に新聞やネット上に公表されます。

えっ!?本当に!!

『宇都宮中央高校』は?どう?どうみたらいいの?

はい!来月の公表を待つ間、過去のデータ見ていただき、例年どういう結果が出ているか、またどうなっていくかを知っておいてください。

とにかく言えることは、焦らず行動してください!

今年の第1回進路希望調査に関しては公表され次第すぐに考察します。

過去3年の第1回進路希望調査

下記表の見方

  • 『2021年度第1回』は2020年10月1日までに集計されたもの
  • 『2021年度最終出願』は2021年2月26日に公表されたもの
  • 宇都宮清陵は2020年度までは240名定員、2021年度は200名定員

宇都宮市内の普通科高校

高校名募集定員2019年度
第1回
2019年度
最終出願
2020年度
第1回
2020年度
最終出願
※2021年度
第1回
※2021年度
最終出願
宇都宮2801.441.311.421.241.521.26
宇都宮東550.961.181.25
宇都宮南3201.621.251.551.301.501.33
宇都宮北3201.871.371.831.521.881.43
宇都宮清陵200
(※240)
0.901.110.741.080.911.37
宇都宮女子2801.361.211.451.191.391.16
宇都宮中央女子2401.431.211.271.201.421.19
(総合家庭)401.601.781.651.191.431.59
石橋2401.981.501.861.331.901.22

宇都宮市内、周辺の普通科高校の第1回進路希望調査とその年度の最終出願状況でした。

こう比較してみると、基本的には第1回進路希望調査は倍率が高くなりますが、最終出願にはいつも同じような倍率に落ち着きます。

しかし、宇都宮清陵高校(偏差値43)は第1回進路希望調査が低い分、周りの高校から降りてきて、最終出願が高くなる傾向があります。ここは要注意するところです。

また、宇都宮中央女子高校の総合家庭科は、年によって最終出願が上がったり、下がったりするのでこちらも注意が必要です。

第1回進路希望調査ということなので、実力がその高校に達しているかは別として、純粋に行きたい高校を希望して調査書を出していると思います。

と、いうことで、第1回進路希望調査は倍率が高くなります。

2022年度第1回進路希望調査が公表された時、倍率が高いとしても、焦らず、今は気持ちを強く持ち、実力をつけていって欲しいと思います。

宇都宮市内の専門系高校

高校名募集定員2019年度
第1回
2019年度
最終出願
2020年度
第1回
2020年度
最終出願
※2021年度
第1回
※2021年度
最終出願
宇都宮白楊
(農業経済)
401.181.311.831.731.381.54
(生物工学)401.781.692.031.421.651.88
(食品科学)402.402.001.931.541.681.54
(農業工学)401.131.581.032.041.001.17
(情報技術)401.951.962.351.581.651.69
(流通経済)401.481.921.732.081.031.42
(服飾デザイン)401.501.381.881.651.951.50
宇都宮工業
(機械システム)
1202.011.171.691.241.740.94
(電気情報システム)801.551.101.331.301.491.42
(建築デザイン)403.201.703.431.702.631.50
(環境建設システム)800.961.330.791.370.600.97
宇都宮商業
(商業)
2001.651.701.411.401.261.29
(情報処理)801.431.371.391.081.351.25

宇都宮市内の専門系高校の第1回進路希望調査とその年度の最終出願でした。

要注意高校(倍率が上がる高校)

  • 宇都宮白楊高校(農業工学)(流通経済)
  • 宇都宮工業高校(環境建設システム)

注意高校(倍率が上げ、下げする高校)

  • 宇都宮白楊高校(農業経営)(生物工学) (情報技術)
  • 宇都宮商業高校(商業)

宇都宮白楊高校まとめ

最終出願倍率が第1回進路希望調査より下がる高校もありますが、基本的には最終出願倍率が1.5~2.0になるので白楊高校は注意が必要です。

これは、募集定員が各学科40名と少ないということ。また、特色選抜で募集定員の30%の12名が内定し、残りの28名が一般選抜で決まることが要因。

白楊高校は、専門系なので、ほとんどの方がやりたいことが明確です。将来のやりたいことが明確ではない方は、オススメできません。

宇都宮工業高校まとめ

建築デザインの人気は持続しているものの、一時期の人気が今はないように感じます。

人気が高かったのは、宇都宮工業高校がJR雀宮駅近くに移転した時。やはり新築の校舎ということや設備の良さで人気が高騰していました。

第1回進路希望調査の倍率は高くなりますが、そこまで焦る必要はないと感じます。

宇都宮商業高校まとめ

宇都宮商業高校も第1回進路希望調査はある程度の水準を保っていますが、最終出願倍率は年々下がっています。

こちらも第1回進路希望調査が高かったとしても、焦る必要はないと感じます

栃木県東部エリアの普通科系高校

  • 烏山高校は2019年度までは200名定員、2020年度から160名定員
高校名募集定員2019年度
第1回
2019年度
最終出願
2020年度
第1回
2020年度
最終出願
※2021年度
第1回
※2021年度
最終出願
真岡2001.081.041.241.181.121.07
真岡女子2001.111.130.950.950.950.98
益子芳星1600.961.120.660.900.831.00
茂木1601.041.051.101.060.950.96
烏山160
(※200)
0.760.950.830.960.841.02
高根沢801.100.981.241.070.940.81
(商業)1200.701.000.690.950.621.00
さくら清修2401.281.211.391.391.321.09

栃木県東部の普通科、総合学科系高校の第1回進路希望調査とその年度の最終出願でした。

要注意高校(倍率が上がる高校)

  • 益子芳星
  • 烏山
  • 高根沢(商業)

栃木県東部の普通科系高校まとめ

こう見ると、やはり栃木県も都市集中型になっていることが見てお分かりだと思います。

東部で人気のある真岡高校(偏差値58)でさえ、第1回進路希望調査から1を切ろうしています。

真岡女子(偏差値55)は既に第1回進路希望調査で1を切ってしまいました。

ただ、注意して欲しいのが、倍率が1を切ったとしても全員が合格できるわけではありません。不合格になる方もいらっしゃいます。

栃木県東部エリアの専門系高校

高校名募集定員2019年度
第1回
2019年度
最終出願
2020年度
第1回
2020年度
最終出願
※2021年度
第1回
※2021年度
最終出願
真岡北陵
(生物生産)
401.200.971.031.000.981.19
(農業機械)400.781.000.851.000.580.81
(食品科学)401.231.231.301.080.751.04
(総合ビジネス)401.031.230.781.190.700.61
(介護福祉)401.000.761.030.850.800.76
真岡工業
(機械)
401.630.961.781.122.001.19
(生産機械)400.681.080.780.960.651.15
(建設)400.900.920.951.001.130.96
(電子)400.831.181.181.190.881.04

栃木県東部の専門系高校の第1回進路希望調査とその年度の最終出願でした。

要注意高校(倍率が上がる高校)

  • 真岡北陵(農業機械)
  • 真岡工業(生産機械)
  • 真岡工業(電子)

栃木県東部の専門系高校まとめ

第1回進路希望調査では、とてつもなく倍率が低くなる高校もありますが、最終出願倍率は1に近づきます。

なので、余裕でみていると大変なことになります。

ここでも、注意して欲しいのが、倍率が1を切ったとしても全員が合格できるわけではありません。不合格になる方もいらっしゃいます。

総まとめ

栃木県全体(平均)はどうなっているか

まずは、その年の県立高校の募集定員と第1回進路希望調査の希望者です。

高校名2019年度
募集定員
2019年度
第1回
2020年度
募集定員
2020年度
第1回
2021年度
募集定員
2021年度
第1回
栃木県全体12,035 14,489 11,675 13,781 11,475 13,381

中学3年生の人数が減っているのと合わせ、県立高校の募集定員も減っています。

そして、第1回進路希望調査と最終出願倍率は以下の通りです。

高校名2019年度
第1回
2019年度
最終出願
2020年度
第1回
2020年度
最終出願
2021年度
第1回
2021年度
最終出願
栃木県全体1.201.191.181.141.171.12

これを見ると、第1回進路希望調査と最終出願倍率の年々開いています。ということは私立に流れているということも言えるでしょう。

そして、県立高校には年々入りやすくなっていることもわかります。

入りやすくなっているからこそ、入試に合格するだけではなく、高校に入ってからもついていけるように力を付けていただけたらと思います。

というとこで、過去3年間分の第1回進路希望調査と最終出願倍率でした。

この過去のデータと比べ、今年はどう出てくるか!

宇都宮市内は何より『宇都宮中央高等学校』がどうなるか!また、足利市でも『足利高等学校』がどうなるか!(足利高等学校と足利女子高等学校が合併)

それにより周辺の高校の倍率がどうなるか!

データを取っていきたいと思います。

おまけ

倍率の見方として注意して欲しいのが、同倍率でも募集定員によってだいぶ変わるということ。

下記それぞれの募集定員を、宇都宮市内の平均倍率1.3で計算すると

  • 募集定員320名の場合 希望者416名 合格者320名 不合格者96名
  • 募集定員280名 希望者364名 合格者280名 不合格者84名
  • 募集定員240名 希望者312名 合格者240名 不合格者72名
  • 募集定員200名 希望者260名 合格者200名 不合格者60名
  • 募集定員160名 希望者208名 合格者160名 不合格者48名
  • 募集定員 40名 希望者 52名 合格者 40名 不合格者12名

と、だいぶ人数に差がでます。どれだけ合格者が出るか、どれだけ不合格者が出るかしっかりと確認をしておいてください。

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