
学校も春休みに入り、いよいよ学年が一つ変わりますね!
現中学2年生は、もう3年生として動いていかなければなりません。
中学3年生ということは、受験生ですね!
今年1年をどう過ごすかで、来年からの3年間が決まります。
この1年は、覚悟して動いて欲しいと思います。
2025年度栃木県高校入試数学の考察
2025年度の入試も、大問6の問題の文章が長く、もしかすると途中で諦めてしまった人がいるのかなぁって思います。

ただ、下野模試でも実力テストで同じですが
(1)、(2)あたりは書いてもらえれば、直ぐに答えが出る問題です。
文章の長さに負けず、一つ一つ理解していってくださいね。
それと、大問5の1の(3)がx‐y座標軸上で円が出てきましたね!

ちょっとビックリしましたが・・・
円の半径と三平方の定理を組み合わせれば何でもない問題でした。
さぁ、では詳細をお話していきます。
まずは、全体的に!
- ページ数:9ページ
- 大問数:6題
- 答えだけ:24問
- 論述:4問
- 作図:1問
基本的には昨年度と変わらない形式でした。

おそらくですが、少しの間
数学はこの形式で出題されていくのかなぁって思います。
数学大問1
- ページ数:1ページ
- 問題:8問
(1)正負の計算(中1)

さすがに解けますね!
(2)素因数分解(中1)

これも大丈夫ですね!
(3)因数分解(中3)

ここからあやしくなる人もいるのかなぁ・・・
因数分解は、高校生でも使います。
これくらいは、パッと解けないといけません!
(4)四分位範囲(中2)

『四分位範囲』という言葉の意味がわかれば!
並べ替えると、7、11、16、19、20、24。
第1四分位数が11で、第3四分位数が20。
なので、四分位範囲は、20ー11=9となります。
(5)多角形の1つの内角(中2)

これも内角の和の公式を覚えているかですね!
多角形の内角の和=180✕(nー2)
これを正十角形なので、10で割るだけです。
(6)回転体の体積(中1)

ここは、回転させてどういう立体ができるかが大切です。
答えとしては、円錐ができるので底面積✕高さ✕1/3です。
(7)関数の変域(中3)

これは、受験生であれば絶対に定着させておかないといけない問題ですね!
xの変域が0を挟んでいるので、必ず最小値は0です。
最大値はx=3のときなので、答えが出てきます。
(8)一次関数(中2)

ここは一次関数の基礎をしっかりと理解しているかですね!
aとcは傾きで、しかも負なのでそこも考慮してください。
bとdは切片で、これは、グラフから直ぐにどちらが大きいかわかります。
数学大問2
- ページ数:2ページ
- 問題:3問
【1】平方根(中3)

これもeasy問題ですね!
√23が、整数のいくつといくつの間にあるかを見れてば答えられます。
√23の付近で整数になるのは√25=5。
よって、√16<√23<√25なので、4<√23<5。
【2】連立方程式(中2)

これも受験生ならなんでもないはず!
セットAをxセット、セットBをyセットとすると
ノートの合計が76冊なので、2x+5y=76
鉛筆120本なので、3x+8y=120
これを連立すれば答えは出てきますね!
【3】文字の証明(中3)

こういった問題で間違えてしまうのは、文字の置き方がだと思います。
こういった場合、aはaのままにして解くパターンと、aをxでおいてから解くパターンがあります。
これは、どちらでも大丈夫です。
今回は、xでおくパターンを書きますね!
a=xとすると、その隣は数字が一つ増えるので、b=x+1。
下にいくと10ずつ増えるので、c=x+1+10=x+11。
そして、dは、cより一つ増えるので、d=x+12。
あとは、bcーadにそれぞれを代入して計算すると11になります。

この問題が中3用なのは、展開を要するからです。
数学大問3
- ページ数:1ページ
- 問題:4問
【1】作図(中1)

キーは反時計回りというのと90度ですね!
『反時計回り』はわかりますよね・・・
90度ということは、『直角』です。なので垂線を引けばよいということがわかります。
【2】(1)相似の利用(中3)

多少、ここは手が出ない人もいたかもしれません。
問題に面積が16cm²、4cm²とあるので、それぞれの1辺が4cm、2cmということがわかり、
なので、正四角錐OEFGHと正四角錐OABCDは1:2の比率ということがわかります。
相似比が1:2なので、答えは体積比は1:8。
【2】(2)相似の利用(中3)
そして、正四角錐OABCDの高さですが、
表面積が64cm²ということから、底面積の16cm²を除くと、側面積が48cm²。
1つ分は12cm²で、ABの長さが4cmとすると、高さが6cmとなります。
あとは、空間的に見て高さを三平方の定理で出します。
【3】相似の証明(中3)

これは・・・角度の引き算ができれば単純問題です。
ただ、この証明中に出てくる角度の引き算ができる人が少ない・・・
入試なので、証明はそこまで単純にならないと思っておくと良いかもしれませんね。
あとは、回答を!
数学大問4
- ページ数:1ページ
- 問題:4問
【1】(1)データ(中1)

ここは、800個から無作為にということなので中3の『標本調査』の単元ですが、中1でも解けると思います。
『累積度数』の言葉がわかれば、ただただ足すだけです。
7+15=22。
【1】(2)データ(中1)
品種Bは、500個中30個無作為に取り出して、9個ということは、
500:30=x:9の比の計算をすれば出てきます。
【1】(3)データ(中1)
これは、正直小学生でもわかる問題ですね!
【2】確率(中2)

サイコロなので表を書いて、どこに止まるかを考えれば直ぐに出てきます!
確率が大きいのは、単純に止まる回数が多いものです。
Aからスタートすると、2つのサイコロの合計なので、Bに1周目は止まりません。
Cから順に止まることを考えると、Dに10パターンとなることになります。
数学大問5
- ページ数:2ページ
- 問題:6問

【1】(1)関数(中3)

ここは、関数の根本がわかっているかです。
『x<0の範囲で、xが増加するとyも増加する』
要するに、右に行けば、上に行くグラフを選ぶだけ!
【1】(2)関数(中3)
①、②でxが1から3までの間変化の割合が同じということは、yの増加量が同じであればよいので。
②のグラフは−9から−3で、6増加。
①のグラフでは、aから9aで、8a増加。
よって、6=8aとなり、答えが出てくる。
【1】(3)関数(中3)

さぁ、出ました!円の問題!!
x座標が−1ということなので、A(-1,1)、B(-1,9)となります。
ABを直径とすると、円はC(-1,5)を中心にした半径4の円になります。

上図のように半径4とy軸までの距離1で、三平方の定理を使うと√15が出て
y軸上の座標は、5±√15と出ます。

x−y軸上で円というのは、中学生では出てきません。
なのでビックリしたかなぁって思いますが単純です。
【2】(1)水槽(一次関数)(中2)

よくある水槽の問題です。
(3)が頑張れるかですね!
まずはABの長さですが、これはグラフから一次関数が折れ曲がっている点を見るだけですね!
【2】(2)水槽(一次関数)(中2)
よくある一次関数の式を求める問題!
今回は、グラフが用意されているので簡単でした!
2点間で連立方程式を解いても良いですし、2点間で傾きがわかるのでそこから求めてもよいと思います!
【2】(3)水槽(一次関数)(中2)
そして、一次関数の最後ですが

キーポイントは、『1度目と同じ一定の量で排水』『5分後は4cm低い』
そして大切なのが、
直方体の向きを変えても水槽に入っている水の量は変わらないということです。
何が言いたいかというと、水槽に入っている水の量が変わらなくて、1度目と同じ一定の量で排水ということは、最終地点は変わらないということです。
10分後には全て水がなくなります。
よって、5分後に4cm低いのでグラフ上で(5,26)と、(10,0)を結びます。
この直線と、1度目の0分から5分までの直線を連立すれば、求めたいものが求まります。
あとは、計算して下さいね!
数学大問6
- ページ数:2ページ
- 問題:3問
【1】規則性

最初は、指示に従って並べ替えてくださいね!
ここは、指示通り数字を動かしましょう!
n=8なので、1234 5678 を指示通り動かすと
1526 3748 となります。
よって答えは7ですね!
【2】規則性

こちらも数字は多くなりますが
一つ一つ並べ替えて!
次にn=10なので、12345 678910 となり、指示通り3回動かします。
16273 849510
18642 975310
19876 543210
よって答えは3番目です!
【3】規則性

さぁ、ここですよね!
毎年一番難しい問題です。
ただ、やはり規則がわかれば何でもありません!
まずは、どういう規則があるかです!
下図をご覧ください。

例えば、n=10の時を見てみます。
西側にいる2️⃣3️⃣4️⃣5️⃣のゼッケンをつけた人は、フォーメーションチェンジ後、
西側の西から2人目は西から3番目。西側の西から3人目は西から5番目・・・
要するに、西から奇数番目にいることがわかります。
奇数の表し方は、2a-1または、2a+1です。
ただ、ここで2人目が3番目になることから、aに2を入れた時に、3にならないといけないので、2a+1となることがわかります。
同様にして、東側も考えると

東側にいる6️⃣7️⃣8️⃣9️⃣のゼッケンをつけた人は、フォーメーションチェンジ後、
東側の西から1人目は西から2番目。東側の西から2人目は西から4番目・・・
要するに、西から偶数番目にいることがわかります。
偶数の表し方は、bを用いると2bです。
ここで確かめとして、東側の1人目が2番目になることから、bに1を入れた時に、2になるので、2bで合っていることになります。

説明が難しいですね・・・
そして最後に、逆算していきます。
まず、問題文でn=70で、35番目にいたことから下図のようになります。

そして、西から35番目ということは奇数なので、2a-1=35を計算すると、a=18となります。
チェンジ後奇数になったということは、もともと西側にいたということ。
なので、西側の西から18人目ということがわかります。


次に、もう一度西から18番目なので元の図を書くと・・・

西から18番目ということは偶数なので、2b=18を計算すると、b=9となります。
チェンジ後偶数になったということは、もともと東側にいたということ。
なので、東側の西から9人目ということがわかります。


ここで、また元の図を書きます。
ただ、注意として東側の9人目ということは、西から44番目ということです。


これらを繰り返していくと、
最終的に答えが出てきます。
これが、入試当日に頭を整理できるかどうか・・・
なかなか大変ですね。
2025年度栃木県高校入試数学の考察まとめ
総括として、今年は大問5の【1】の(3)円の問題と、大問6の【3】が多少、大変だったのかなぁって思います。

自己採点や、点数開示の点数を聞いていると
今年はちょっと低め・・・なのかなぁって思います。
これは、全体的にレベルが下がっているのか・・・
どちらにしても、今後、今『高校無償化』が進行しつつあります。
その影響で、『学力格差』は出てきそうな気がします。
偏差値を上げる、順位を上げる、点数を上がるというよりも、今後の自分のために頭を鍛えて欲しいと思います。


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