さぁ、栃木県教育委員会のHPに合格倍率が掲載されていました。
こちらを少し見ていきましょう!
ちなみに・・・
2月の終わりに掲載された最終倍率と今回の合格倍率は異なります。
では、そこのところからお話をしましょう!
最終倍率と合格倍率の違い
2月の終わりに掲載されたた最終倍率は、受験者数÷募集定員(一般選抜)です。
要するに、受験者が定員の何倍いるかということです。
例えば、今回話題だった『宇都宮中央高等学校』の一般選抜の募集定員は210名
2月26日に掲載された最終出願者は395名です。
その際の最終倍率は395÷210=1.88(※100倍した数値)
募集定員の1.88倍の人数が受験するであろうということです。
しかし、試験当日に体調不良等で欠席される場合があると受験者数が減ります。
そして、高校によって募集定員よりも多く取る場合、また逆に少なく取る場合があります。
そうすると、最終倍率から少し前後することがあります。
そして、合格倍率として、受験者数÷合格者数となります。
今回の『宇都宮中央高等学校』も同様で
当日の受験者数は394名(1名減っています。)
そして、合格者は212名(2名多く取っています。)
なので、合格倍率は394÷212=1.86(※100倍した数値)
ということで、最終倍率と合格倍率が少し異なります。
募集定員よりも多く取る、少なく取る場合は、高校によって異なりますし、年によっても異なります。
例年、白楊高等学校は募集定員よりも1名多く取る傾向があります。
なんでだろう・・・?
専門系高校はそういった傾向がよくあるように感じますが、絶対ではないので注意が必要です。
年によって多く取った時は、いい子がたくさんいたってことですかね!
でも、逆に少なく取った年は・・・
とは思いたくないですが・・・
今年度の最終倍率はこちら→→→『2022年度栃木県県立一般選抜出願確定!』
では、実際の合格倍率の数値を見ていきましょう!
2022年度栃木県県立高等学校合格倍率
宇都宮市内の普通科高校の合格倍率
高校名 | 募集定員 | 一般選抜 定員 | 出願人数 (2/26) | 2022年度 最終倍率 (2/26) | 受験者数 | 合格者数 | 2022年度 合格倍率 | 2021年度 合格倍率 | 2020年度 合格倍率 |
宇高 | 280 | 260 | 311 | 1.20 | 308 | 260 | 1.18 | 1.25 | 1.23 |
宇南 | 320 | 217 | 293 | 1.35 | 291 | 217 | 1.34 | 1.31 | 1.30 |
宇北 | 320 | 268 | 404 | 1.51 | 402 | 269 | 1.49 | 1.39 | 1.51 |
清陵 | 200 | 150 | 150 | 1.00 | 149 | 149 | 1.00 | 1.36 | (※1.07) |
宇女 | 280 | 252 | 287 | 1.14 | 285 | 252 | 1.13 | 1.15 | 1.19 |
中央 | 240 | 210 | 395 | 1.88 | 394 | 212 | 1.86 | (★1.18) | (★1.18) |
(総合家庭) | 40 | 31 | 51 | 1.65 | 49 | 32 | 1.53 | (★1.55) | (★1.19) |
石橋 | 240 | 179 | 204 | 1.14 | 203 | 179 | 1.13 | 1.19 | 1.32 |
と、いう形で例年同じくらいの倍率なのが
- 『宇都宮高等学校』
- 『宇都宮女子高等学校』
- 『石橋高等学校』
- 『宇都宮北高等学校』
- 『宇都宮南高等学校』
倍率が下がっているのが
- 『宇都宮清陵高等学校』
そして、今年倍率が爆上げだったのが
- 『宇都宮中央高等学校』
ただ、開けてみると合格倍率1.86ということで、そこまででもなかったかなぁと・・・
まぁ、結果論ですが!
『宇都宮中央高等学校』の総合家庭科が男女共学になったはずですが、昨年と変わりない倍率でした。認知度が少なかったかもしれませんね。
宇都宮市内の専門系高校の合格倍率
高校名 | 募集定員 | 一般選抜 定員 | 出願人数 (2/26) | 2022年度 最終倍率 (2/26) | 受験者数 | 合格者数 | 2022年度 合格倍率 | 2021年度 合格倍率 | 2020年度 合格倍率 |
白楊 (農業経済) | 40 | 26 | 45 | 1.73 | 45 | 27 | 1.67 | 1.48 | 1.67 |
(生物工学) | 40 | 26 | 42 | 1.62 | 42 | 27 | 1.56 | 1.81 | 1.42 |
(食品科学) | 40 | 26 | 41 | 1.58 | 41 | 27 | 1.52 | 1.48 | 1.44 |
(農業工学) | 40 | 26 | 43 | 1.65 | 43 | 27 | 1.59 | 1.17 | 1.96 |
(情報技術) | 40 | 26 | 46 | 1.77 | 46 | 27 | 1.70 | 1.63 | 1.52 |
(流通経済) | 40 | 26 | 46 | 1.77 | 46 | 27 | 1.70 | 1.38 | 2.00 |
(服飾 デザイン) | 40 | 26 | 47 | 1.81 | 47 | 27 | 1.74 | 1.44 | 1.59 |
宇工 (機械 システム) | 120 | 78 | 92 | 1.18 | 92 | 76 (+2) | ※1.21 | 1.04 | 1.29 |
(電気情報 システム) | 80 | 52 | 64 | 1.23 | 63 | 50 (+2) | ※1.26 | 1.27 | 1.27 |
(建築 デザイン) | 40 | 26 | 38 | 1.46 | 38 | 26 | 1.46 | 1.43 | 1.65 |
(環境建設 システム) | 80 | 54 | 63 | 1.17 | 63 | 48 (+6) | ※1.31 | 1.09 | 1.55 |
宇商 (商業) | 200 | 130 | 186 | 1.43 | 186 | 130 | 1.43 | 1.29 | 1.40 |
(情報処理) | 80 | 52 | 54 | 1.04 | 54 | 41 (+11) | ※1.32 | 1.38 | 1.17 |
今年、やはり『宇都宮白楊高等学校』は全体的に高めだったことがわかります。
そして、例年と同じくどの科においても募集定員から1名多い27名となっています。
『宇都宮工業高等学校』、『宇都宮商業高等学校』については、募集定員きっかりの人数を合格にしています。
『宇都宮工業高等学校』の倍率が一時期から考えるとだいぶ下がり、建築デザインは流石に募集定員が少ないので、倍率が1.5前後となりますが、その他の科は1.0~1.2くらいになっています。
今は、入りやすい高校になっているので、検討する価値はありそうです。
『宇都宮商業高等学校』も徐々に志願者が減っています。合格倍率はある程度の数値になっているのは、第1志望の合格倍率だからだと思います。
栃木県東エリアの普通科系高校の合格倍率
高校名 | 募集定員 | 一般選抜 定員 | 出願人数 (2/26) | 2022年度 最終倍率 (2/26) | 受験者数 | 合格者数 | 2022年度 合格倍率 | 2021年度 合格倍率 | 2020年度 合格倍率 |
真岡 | 200 | 150 | 162 | 1.08 | 161 | 150 | 1.07 | 1.06 | 1.18 |
真岡女子 | 200 | 149 | 158 | 1.06 | 156 | 149 | 1.05 | 1.01 | 1.01 |
益子芳星 | 160 | 111 | 113 | 1.02 | 112 | 111 | 1.01 | 1.00 | 1.01 |
茂木 | 160 | 103 | 104 | 1.01 | 103 | 103 | 1.00 | 1.00 | 1.06 |
烏山 | 160 (※200) | 119 | 97 | 0.82 | 96 | 96 | 1.00 | 1.01 | 1.01 |
高根沢 | 80 | 60 | 36 | 0.60 | 36 | 36 | 1.00 | 1.00 | 1.05 |
(商業) | 120 | 84 | 59 | 0.70 | 59 | 59 | 1.00 | 1.01 | 1.00 |
さくら清修 | 240 | 156 | 208 | 1.33 | 206 | 156 | 1.32 | 1.08 | 1.39 |
栃木県東部エリアの普通科系高校は『さくら清修高等学校』の合格倍率が1.32と宇都宮市内の普通科系であれば標準レベルですが、その他の高校は合格倍率がほぼ1.00と、受験者はほぼ合格する値となっています。
普通科系だと、第2志望、第3志望というのがないので、最終倍率が『1』を切ってしまうと、確率的に全員が合格になることが高いと思います。
しかし、専門系だと、第2志望、第3志望があるので、最終倍率が『1』を切っていても、他学科からスライドすることもあるので、全員が合格することは確率的にはだいぶ下がります。
だから、専門系は倍率が『1』を切っても、注意が必要です。
とはいえ、専門系で倍率『1』切る方が稀ですが・・・
栃木県東エリアの専門系高校の合格倍率
高校名 | 募集定員 | 一般選抜 定員 | 出願人数 (2/26) | 2022年度 最終倍率 (2/26) | 受験者数 | 合格者数 | 2022年度 合格倍率 | 2021年度 合格倍率 | 2020年度 合格倍率 |
真岡北陵 (生物生産) | 40 | 26 | 31 | 1.19 | 31 | 26 | 1.19 | 1.1 | 1.00 |
(農業機械) | 40 | 26 | 32 | 1.23 | 32 | 26 | 1.23 | 1.00 | 1.04 |
(食品科学) | 40 | 26 | 31 | 1.19 | 31 | 26 | 1.19 | 1.04 | 1.08 |
(総合 ビジネス) | 40 | 26 | 29 | 1.12 | 29 | 26 | 1.12 | 1.00 | 1.15 |
(介護福祉) | 40 | 20 | 14 | 0.70 | 14 | 13 | 1.08 | 1.00 | 1.06 |
真岡工業 (機械) | 40 | 26 | 27 | 1.04 | 27 | 25 (+1) | 1.08 | ※1.19 | 1.08 |
(生産機械) | 40 | 26 | 28 | 1.08 | 28 | 25 (+1) | 1.12 | ※1.15 | 1.04 |
(建設) | 40 | 26 | 22 | 0.85 | 21 | 21 (+5) | 1.00 | ※1.00 | 1.04 |
(電子) | 40 | 26 | 33 | 1.27 | 33 | 26 | 1.27 | 1.04 | 1.19 |
栃木県東エリアの専門系高校です。東エリアとなると、専門系高校でも合格倍率が『1』に近づきます。
ただ、前述しましたが、専門系高校は第2志望、第3志望をすることが可能です。
今回『真岡工業高等学校』はシビアでした。定員より少なく合格者を出し、第2、3志望の受験者を入れています。
受験なので、ここは仕方ないですね
専門系を受験される方は、本当に注意して下さい!
2022年度栃木県県立高等学校合格倍率!まとめ
と、言うことで2022年度の栃木県県立高等学校の受験が終了です。
合格倍率を見ると、全体的に『1』に近づいている感じはします。と言うことは、一般選抜であれば入りやすいということです。
特色選抜だと、倍率は跳ね上がりますが・・・
合格には、『内申書』も大切になります。
普段の授業態度、定期テストなど、学校の成績は絶対的に上げておくと、優位になれると思います。
現中学2年生は、今からでも大丈夫です!これからの中学3年生の学校生活を絶対的によくして下さい。
また、現中学1年生は学校に慣れ、中だるみになる時期になります。ここで緩めてしまうと『内申書』に影響します。緩めずに頑張りましょう!
では、2022年度の栃木県県立高等学校の結果と考察はここまでにしたいと思います。
2023年度はどのようになるか。また情報をアップしていきたいと思いますので、ぜひ今後も読んでいただけたら幸いです。
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