今回は、新中学3年生とその保護者様中心にお話をします。
また、これは志の高い新中学2年生にも目にして欲しいところです。
なんかいつもと違う感じですね・・・
そうです。
今回は、この中学3年という1年を
少しでも有意義に過ごしていただきたいので
お話をします。
中学3年生には、授業中に『今から始めよう!』と伝えています。
高校受験は、まだ、ご家族のご協力が必要です。
そこも踏まえてここからを読んでください。
2024年中3の1年間の流れ
基本的には、夏の大会が終わったら
受験勉強が始まるって言うのが
世間的な流れですが・・・
本当にそれで大丈夫でしょうか。
夏の大会が7月末に終わり、8月からスタートしたとして、私立受験までは5ヶ月!
集中して勉強できる時間は、平日各3時間、土日に各6時間とすると
3時間×5日+6時間×2日=27時間/週
1ヶ月30日とすると私立受験まで、150日÷7日≒21週なので
27時間×21週=567時間≒23.6日
えっ?!
3週間分くらいしかない!?
県立高校受験までどうでしょうか。県立高校受験までは7か月!
210日÷7日=30週なので
27時間×30週=810時≒33.7日
1ヶ月くらいしかありません!
実際、どちらの受験までも夏休み、冬休みが入るので、もう少し時間は取れると思いますが
正直、この時間を全て勉強に費やすことは難しいでしょう。
なので、これよりも勉強できる時間は少ないかもしれません。
なので、夏からと考えると
本当に時間が少なくなります。
で、あればもう少し早めに動き出した方がいいのかなって感じます。
目指す志望校にもよりますが。
では、ここからの1年の流れを見ていきましょう!
夏休みまで
夏休みまでは、修学旅行や、部活の大会があり忙しくしていると思います。
ただ、夏休みまでに決めなくてはいけないことがあります。
それが『高校一日体験学習』です。
GW明けに、栃木県教育委員会のHPに栃木県県立高校一日体験学習の日程がアップされます。
学校でも、先生から
一日体験学習の日程を決めてきてください!
と言われると思います。
昨年度の日程はこちら⇒⇒⇒『栃木県県立高等学校一日体こうこう験学習』
自分の行きたい高校を基準に、いくつかピックアップしておいてくださいね!
もし、悩んでいる場合は
相談してくださいね!
夏休み
夏休みに入る直前で、運動部の最後の大会があります。
ここは、本当に部活が最後になるので、頑張ってくださいね!
そして、部活が終われば・・・
もう勉強するしかありません!
塾に通われている方は、夏期講習があります。
基本的に、皆さん、塾に通われていると思いますので、塾の先生の指示に従って下さいね!
塾に通われていない方は、ご自宅で、受験用の問題集などを頑張って解いていきましょう!
そして、夏が明けると
県立高校第1回進路希望調査
9月中に、進路希望調査が学校で行われます。
- 調査期日:10月1日
- 公表:11月初め
- 公表場所:新聞、インターネット
夏休みに高校見学をして、また8月終わりの下野模擬テストなどを受けて、希望する高校を学校に提出してください。
ここでも、悩んでいる場合は
相談してくださいね!
中学校三者面談(私立決め)
そして、私立決めの三者面談が学校で行われます。
- 実施日:10月末~11月初め
ここでは、あくまで私立高校をどうするかの相談です。
私立高校が決まっている方は、一瞬で三者面談が終わります。
えっ!?これだけっ?
私立高校の出願は、ご家庭で、インターネットを使って出願をするので、この時に決定しなくても大丈夫です。
県立高校第2回進路希望調査
そして、11月中に、第2回の進路希望調査が行われます。
- 調査期日:12月1日
- 公表:1月初め
- 公表場所:新聞、インターネット
ここでも、悩んでいる場合は
相談してくださいね!
そして、そして、あっという間に・・・
私立高校入試
12月初めに、私立高校の出願となります。
- 出願日:12月初め
- 出願方法:インターネット
これは、ご家庭で、PCやスマホを使って出願をしてもらいます。
出願は、インターネット上ですが、内申書等は学校が準備をするので、事前に学校に出願する高校を伝えておきます。
インターネット出願!?
自分でやるの?!
心配・・・
そういう方は、私立高校の方に予約をして、私立高校で先生と一緒にネット出願をします。
ただ、そこまで難しいことではないので、
ましてや、先に用紙に出願の模範記入を作って、それを見ながらなので、ご自宅でもできると思います。
第1回私立高校入試
そして、冬休みの年明け直ぐに私立高校入試が行われます。
毎年同じ日付で受験が行われます。
- 宇都宮短期大学附属高等学校:1月4日、5日
- 作新学院高等学校:1月6日、7日
- 文星芸術大学附属高等学校、宇都宮文星女子高等学校:1月7日、8日
- 星の杜高等学校:1月4~8日のどこか
入試当日は、高校周辺が激混みになるので、早めに行くようにしてください。
本当に混雑すると思います。
私立高校の発表は、受験の次の週にあります。
その後すぐに、第2回私立高校入試の出願期間となります。
第2回については、
第1回の結果に納得のいかない時に
受験をオススメしています。
第2回私立高校入試
第2回私立高校入試は、1月30日前後に行われます。
- 宇都宮短期大学附属高等学校
- 作新学院高等学校
- 文星芸術大学附属高等学校、宇都宮文星女子高等学校
- 星の杜高等学校
試験科目数が変わる高校もあるので、注意して下さいね!
中学校三者面談(県立決め)
第2回私立高校入試前に、学校で県立高校決めの三者面談が行われます。
学校によっては希望制になっているところもあるようです。
- 実施日:1月中旬
私立高校の合格はスライド方式となっています。どの段階で合格されたのかによっても、県立高校の見込みが分かります。
ここでも、悩んでいる場合は
相談してくださいね!
国立小山高専推薦入試
そうそう、国立入試の推薦入試もこの1月中旬にあります。
- 試験日:1月中旬
小山高専の情報はこちら⇒⇒⇒『小山工業高等専門学校(小山高専)について』
小山高専は、理系の5年間です。
短大卒と同等ですが、
企業としては、より即戦力になる人材になるでしょう。
国立小山高専一般入試
2月の中旬にも、国立入試があります。こちらは一般入試です。
- 試験日:2月中旬
5教科試験ですが、理系なので『数・理・英』の点数が1.5倍になります。
理系科目が強い方にとっては
だいぶ優位になります。
小山高専の情報はこちら⇒⇒⇒『小山工業高等専門学校(小山高専)について』
県立高校特色選抜入試
そして、皆さんが一番気にされている特色選抜入試です。
- 出願期間:1月31日~2月1日
- 試験日:2月7日、8日
- 合格発表:2月14日
特色選抜入試についてはこちら⇒⇒⇒『特色選抜入試』
ここで注意です!!
上記の出願期間は、学校の先生が高校に提出する期間となります。
特色選抜入試をやるのであれば、中学によっても異なりますが、早くて12月初め、遅くても1月の私立高校後までに、中学校にその旨を伝えなければなりません。
特色選抜については
本当によく検討してください。
県立高校一般選抜入試
そして、年度最後。県立高校一般選抜入試です。
- 出願期間:2月20日、21日
- 出願変更期間:2月26日、27日
- 試験日:3月6日
- 合格発表:3月12日
こちらも、出願期間はあくまで学校の先生用です。
実際は、もっと前に中学に受験校を伝えます。
そして、2月21日、または22日に、出願状況が新聞やネットに掲載されます。
第1回、第2回進路希望調査に続き、最後の掲載になります。
なんと!ここで一度だけ
出願状況を見て、出願の変更ができます。
出願変更期間に、中学校に伝えるか、または高校に行くかで、変更ができるのです。
そして、2月26日、または27日に最終出願として、もう一度新聞やネットに掲載されます。
これが最終決定になります。
補足
あれっ?!
これって、全部受験することも可能なの?
た、た、確かに可能です。
- 1月初旬:第1回私立入試
- 1月中旬:小山高専の推薦入試
- 1月下旬~2月初旬:第2回私立入試
- 2月初旬:県立高校特色選抜入試
- 2月中旬:小山高専の一般入試
- 3月の初旬:県立高校一般選抜入試
ただ、国立、県立は合格されたら、辞退をしないと・・・
と、いうか
そんな人はいません!
精神的に耐えられるか・・・それに、志望校がブレブレだということが一番よろしくありません!
しっかりと志望校を定めましょう!
2024年度(令和6年度)中3の1年間の流れまとめ
本当に、この1年はあっという間に過ぎます。
思っている以上です。
だから、1分、1秒も無駄にしてほしくはありません。
今回のこの流れは、毎年同じなので、スマホのカレンダーや、ご自宅の壁にあるカレンダーに書き込んでおいてください。
高校は、人生のほんの一瞬の通過点でしかありません。
しかし、この一瞬の通過点を間違えると、修正に時間や労力がかかる場合があります。
特に、大学進学は、高校によって行けるところが限られてきます。
高校による大学進学はこちら⇒⇒⇒『高校・大学情報』
今から、高校についてたくさんの情報を集めて下さい。
そして、最善の選択を!
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