2023年度栃木県県立高校第2回進路希望調査北部版

前回第1回進路希望調査の際にアップしていませんでした。

すみません。

栃木県北部は倍率が極端です。

倍率『1』を超えている高校はだいぶ高く、倍率『1』を切っている高校はだいぶ低く・・・

偏差値の高い高校は基本的には倍率が高くなりますが、北部はちょっと異なっていました。

北部になるとやはりそれぞれの高校の距離が広がり、交通の便等を考えると、季節によっても困難なことがあると思います。

だからこそ、余計に第一志望の高校に、一番近い高校に合格できるよう頑張って欲しいと思います。

では具体的にデータを見ていきたいと思います。

2023年度第2回進路希望調査

今市、大田原、黒磯、日光、黒羽、矢板高校の第2回進路希望調査

高校名募集定員2020年度
第1回
第2回最終2021年度
第1回
第2回最終2022年度
第1回
第2回最終2023年度
第1回
第2回
今市1601.201.081.121.341.071.131.291.361.301.291.17
大田原2001.151.161.081.231.241.231.191.161.130.840.84
大田原女子2001.131.101.051.171.121.120.950.991.001.241.17
黒磯2001.371.241.021.321.170.991.441.281.061.020.98
黒磯南1601231.091.101.030.960.981.020.930.951.381.33
日光明峰800.380.430.560.310.400.290.300.500.570.490.55
黒羽1200.480.561.000.450.600.820.520.690.900.480.61
矢板東1600.580.700.600.610.610.810.530.710.890.720.74

まず、今年度は大田原高等学校(58.7)の倍率とても低く、定員を割っている状況になっています。

200名定員で、現状167名の希望者で倍率『0.87』。定員の変化はありません。

大田原高等学校に何があったのか。

普通科でこれだけの倍率減はおかしいですね。

周辺の高校を見ても、流れてくることはほぼないように感じます。

逆に大田原女子高等学校(54.9)が昨年度と比較するとだいぶ倍率が回復し、今年度はだいぶ高めなので、最終で多くの方が敬遠されると思います。ただ、偏差値54.9を見ると、ここからどこへ変更するか・・・黒磯高等学校(51.2)か・・・

黒磯高等学校(51.2)であれば定員を割っているので、大田原女子高等学校を目指す方であれば問題ないかもしれません。しかし、距離的にどうか・・・

黒磯高等学校を希望されている方は、注意が必要です!

そして、黒磯南高等学校(42.9)は今年度はだいぶ高くなっています。

黒磯南高等学校(42.9)は総合学科です。系列は『国際・語学系列』『人文・社会系列』『自然科学系列』『生活・芸術系列』『福祉系列』となっています。

本当に人気が高いので、このままの高倍率で最終とはならないと思いますが、注意して下さい。

そして、最後に今市高等学校(46.3)も総合学科です。系列は『人文・社会系列』『自然科学系列』『情報・商経系列』『生活デザイン系列』『芸術文化系列』となっています。

こちらも第1回進路希望調査は倍率が高く、ただ周辺に高校があまりないので、なかなか身動きが取れないかもしれません。

普通科系の競争率としてはとても良いですが

子どもたちからすると、勝負しなければならないところと思います。

黒羽高等学校(38.3)についてはある程度きれいな波形になっています。この後最終倍率では、一段上がると思いますが、倍率『1』を超えることはないでしょう。

日光明峰高等学校(36.2)については、例年で言うとある程度高くなっています。このあと上がっても倍率『1』になるとは考えづらいので、安心はできるかもしれません。

しかし、高校の内容は甘くありません。

しっかりと中学の内容は復習しておきましょう!

今市、那須、矢板高校の第2回進路希望調査

高校名募集定員2020年度
第1回
第2回最終2021年度
第1回
第2回最終2022年度
第1回
第2回最終2023年度
第1回
第2回
今市工業
(機械)
800.640.600.520.650.610.390.550.440.340.610.61
(電気)400.430.350.510.450.450.450.430.500.420.350.50
(建設工学)400.950.951.000.400.630.580.530.600.520.780.73
馬頭800.540.790.970.550.660.680.300.330.710.440.34
(水産)250.680.720.650.800.640.890.640.440.540.480.96
那須拓陽801.711.351.021.711.210.981.581.210.981.561.24
(農業経営)401.331.181.040.931.080.881.000.950.881.681.43
(生物工学)400.830.980.960.580.681.070.681.101.040.800.68
(食品化学)401.000.950.881.030.981.121.000.851.041.151.20
(食物文化)401.131.301.041.351.100.921.581.381.001.251.20
那須清峰(機械)401.131.000.881.881.430.921.501.000.771.701.35
(機械制御)400.350.430.930.380.750.880.300.330.740.400.63
(電気情報)401.481.551.321.501.481.271.281.181.121.251.35
(建設工学)400.680.550.770.901.130.960.750.730.581.000.98
(商業)401.231.101.041.031.080.810.580.580.500.450.58
那須800.560.710.850.500.650.850.440.640.710.440.53
(リゾート)400.300.530.350.300.400.610.280.430.540.480.48
矢板
(農業経営)
400.700.830.920.780.881.080.730.750.760.830.93
(機械)400.981.030.920.600.801.800.750.550.460.750.83
(電子)400.450.530.860.630.550.960.530.780.730.280.25
(栄養食物)401.081.081.080.950.950.961.001.081.040.800.63
(介護福祉)300.870.831.001.231.331.200.800.870.800.570.57

上のグラフから今市工業高等学校(32.7~41.0)、馬頭高等学校(32.3~32.9)、那須高等学校(31.7~32.4)についてはどこも倍率『1』までは達しないことが分かり、定員割れはほぼ確定しているようです。

どちらも、将来を考えて入学を希望していると思うので、今付けられる知識を付け、高校3年間を頑張ってくださいね!

那須は良いところですよね!時々、カフェに行きますよ!

馬頭はまだ行ったことないので、行ってみたいです!

那須拓陽高等学校は倍率が高めです!

『普通科(48.4)』はきれいな波形になっているので、最終倍率は下がる雰囲気ですね!ギリギリ定員を割るか、割らないかって感じです!

『食物文化(44.4)』もある程度きれいな波形なので、最終は倍率『1』付近にきそうです!

『農業経営(39.2)』は今年度はだいぶ高いのでここから上がることは考えづらいかなぁ・・・

農業系が人気というのもいいですよね!

私も勉強し始めようかなぁ・・・

『食品化学(40.2)』こちらも例年になく倍率が高めです。ここまで高くなるとここからは下がる予測です。

そして、『生物工学(41.0)』は定員を割っていますが、最終倍率例年『1』を上回っているので注意が必要ですね!

那須清峰高等学校についてです。

こちらは2:3で分かれている感じがします。

まずは倍率『1』以上。『機械(39.8)』はきれいな波形なので、この後は下がるでしょう。最終的には毎年定員を割っているので、ここから移動が多いと思います。我慢ができるかがカギですね!

『電気情報(43.4)』はほとんど動かずということで、定員を割ることはなさそうです。しっかりと知識武装を!

そして倍率『1』以下。『建設工学(39.0)』は微妙な波形ですが、今年の高さを見るとこのまま行きそうな・・・

『商業(40.9)』です。ここでもやはり『商業』の人気が落ちてきています。このままいくと、浮上してくることはなさそうですね。

『機械制御(38.4)』はきれいな逆波形になっているので、最終倍率は上がりそうですね。ただ、『1』を上回るまではいかなそうです。

『商業』ガンバレ!

そして、最後に矢板高等学校(31.7~37.1)です。

一昨日は、全てが倍率『1』付近にいましたが、昨年度は『栄養食物(35.5)』以外は定員を割っています。

今年度は全てが定員を割っている状況です。

全体的に上がりそうな雰囲気がありますが、周辺の高校を考えると流れてくることはあまりないかなぁって感じます。

北部エリアの高校の合格倍率

最終倍率が1を切っている、定員を割っている高校は

全員合格するの?

一番気になるところですよね!

と、いうことで、各高校の合格倍率を見ていきます!

合格倍率とは・・・合格者に対して、どれくらいの受験者がいたかという数値です。

例えば、合格倍率が1.00の場合は受験者全員が合格したことになり、合格倍率が1を超えていると不合格者が出ていることになります。

2019年度2020年度2021年度2022年度
今市1.231.121.131.27
大田原1.011.081.211.12
大田原女子1.061.051.121.00
黒磯1.071.011.001.06
黒磯南1.361.091.001.00
日光明峰1.041.001.001.00
黒羽1.001.031.001.00
矢板東1.001.001.021.00
2019年度2020年度2021年度2022年度
今市工業
(機械)
1.001.001.001.00
(電気)1.001.001.001.00
(建設工学)1.231.001.001.00
馬頭1.001.001.051.00
(水産)1.001.001.061.25
那須拓陽1.151.001.001.02
(農業経営)1.001.001.001.00
(生物工学)1.271.001.071.04
(食品化学)1.151.001.121.04
(食物文化)1.041.041.001.00
那須清峰
(機械)
1.041.001.001.00
(機械制御)1.041.001.00
(電気情報)1.321.271.12
(建設工学)1.041.061.001.00
(商業)1.001.041.001.00
那須1.001.021.001.00
(リゾート)1.001.001.001.00
矢板
(農業経営)
1.231.001.081.00
(機械)1.081.001.081.00
(電子)1.041.041.001.00
(栄養食物)1.001.081.001.04
(介護福祉)1.001.001.201.00

上図の赤数値が、最終倍率の際に定員を割っているのにも関わらず、合格倍率が1を超えているところです。

要するに、定員を割っていても、不合格者は出ていることになります。

定員を割っていても

全員じゃないんですね・・・

やはり、その高校に学力が満たない方は不合格となるようです。

でも、それがその子にとって今後の為なのかもしれません。

もし、合格基準値を超えずに、その高校に入ってしまったら、高校3年間がとても苦しい3年間になってしまいます。

で、あれば、その子にあった高校に進んでもらった方が良いかもしれません。

ちなみに・・・

北部エリアの一般選抜の比重

一般選抜の選抜方法に触れてみたいと思います。

学力検査:調査書評定面接
今市7:3
大田原9:1
大田原女子8:2
黒磯8:2
黒磯南6:4
日光明峰5:5集団
黒羽6:4集団
矢板東8:2
学力検査:調査書評定面接
今市工業
(機械)
6:4集団
(電気)6:4集団
(建設工学)6:4集団
馬頭5:5集団
(水産)5:5個別
那須拓陽8:2
(農業経営)6:4集団
(生物工学)6:4集団
(食品化学)6:4集団
(食物文化)6:4集団
那須清峰
(機械)
6:4集団
(機械制御)6:4集団
(電気情報)6:4集団
(建設工学)6:4集団
(商業)6:4集団
那須5:5集団
(リゾート)5:5集団
矢板
(農業経営)
6:4集団
(機械)6:4集団
(電子)6:4集団
(栄養食物)6:4集団
(介護福祉)6:4集団

専門系の高校は必ず面接の試験も入ってきます。

そして、そういったところは、学力と内申の比率が『6:4』になっています。

学力だけではなく、中学校生活の定期テスト、授業態度などが関わってくることになります。

正直、受験生にここの部分を上げることは、もう不可能です。

過去に戻れるならば、中学1、2年生の成績、授業態度を改められますが・・・

なので、ここからできることは、当日の試験、また面接で対応するしかありません。

しっかりと準備をしていきましょう!

そして、中学1、2年生はこのことをしっかりと理解し、普段の授業態度はもちろん、定期テストもしっかりととっていきましょう!

2023年度栃木県県立高校第2回進路希望調査北部版まとめ

と、いうことで、2023年度第2回進路希望調査北部版でした。

今年度は、大田原高等学校(58.7)黒磯高等学校(51.2)県立中高一貫校の矢板東高等学校(50.1)の倍率の低さが目立ちました。

『倍率が下がる』=『競争率が低い』

そうすると、基準点が下がっていきます。

『基準点が下がる』=『入りやすくなる』

受験生から見ると、入りやすくなることは嬉しいですね!

でも、高校としてはどうでしょうか・・・

競争率は高くないと

そして、倍率については前述しました合格倍率も確認してください。

定員を割っていたとしても、全員が入れるわけではありません。

やはり、学力が学校のレベルと比較して、かけ離れているのであれば合格できません。

また、普段の生活態度が良くなければ、合格できません。

この時期に後者を改善することはほぼ不可能です。であれば、前者を改善できるよう、今しっかりと努力していきましょう!


コメント

タイトルとURLをコピーしました