今年度は栃木県全域について進路希望調査を考察してきました。
その中で、やはり各都市の中心部の高校は倍率が高くなり、合否の明暗が出ていました。
その一方で倍率が低く、定員を割っている状況で、受験生全員が合格できるのかは様々でした。
宇都宮市内も、徐々に倍率が下がっている状況です。
今までの合格倍率がどうであったか、またこれからどうなるか、データを見てみたいと思います。
さすがに、宇都宮市内は競争率が高いから
定員を割るなんてことは・・・
以前、『中学生の卒業数とこれからの高校の学級数』についてブログをアップしました。
令和10年度には宇都宮市内も学級数が1つ減り、令和17年度には学級数が10減り予測です。
学級数が10減るということは、各学校が一クラスずつ減ることになります。
その過程で、倍率が割ることは必須でしょう。
ここに関しては、またのちほど!
では、データを見ていきたいと思います!
宇都宮市近辺の近年の合格倍率
合格倍率とは・・・合格者に対して、どれくらいの受験者がいたかという数値です。
例えば、合格倍率が1.00の場合は受験者全員が合格したことになり、合格倍率が1を超えていると不合格者が出ていることになります。
最終倍率が1を切っている、定員を割っている高校は
全員合格するの?
一番気になるところですよね!
と、いうことで、各高校の合格倍率を見ていきます!
【後述するグラフの見方】
- 赤字が定員を割っているにも関わらず、全員合格していないところ
- 青字が定員を割っていて、全員合格したところ
- 緑字が定員を超えていても、全員合格したところです。
- 特色選抜定員については、きっかりその人数になりません。定員以上になる年もありますし、定員以下になる年もあります。
- 一般選抜定員は、総定員から特色選抜の合格人数を引いた人数となります。
- 一般選抜の受験者数は、一般選抜定員×合格倍率(例えば、宇都宮高等学校2022年度の一般選抜受験者数は、252×1.18≒297名⇒不合格者は45名)
宇都宮市内普通科系高校の合格倍率
定員 (人) | 特色選抜 定員(人) | 一般選抜 定員(人) | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | |
宇都宮 | 280 | 28 | 252 | 1.29 | 1.23 | 1.25 | 1.18 |
宇都宮南 | 320 | 96 | 224 | 1.24 | 1.30 | 1.31 | 1.34 |
宇都宮北 | 320 | 32 | 288 | 1.34 | 1.51 | 1.39 | 1.49 |
宇都宮清陵 | 200 | 40 | 160 | 1.09 | 1.07 | 1.36 | 1.00 |
宇都宮女子 | 280 | 28 | 252 | 1.20 | 1.19 | 1.15 | 1.13 |
宇都宮中央 | 240 | 24 | 216 | 1.21 | 1.18 | 1.18 | 1.86 |
(総合家庭) | 40 | 8 | 32 | 1.73 | 1.19 | 1.55 | 1.53 |
石橋 | 240 | 48 | 192 | 1.49 | 1.32 | 1.19 | 1.13 |
宇都宮市内の普通科は定員を割っている高校はほぼないので、合格倍率もやはり倍率『1』を上回ります。
ここ4年で見ると、唯一昨年度(2022年度)の宇都宮清陵高等学校が最終倍率『1』で、そして受験者全員が合格しました。
今年度(2023年度)も現状まだ定員を割っています。おそらくですが、今年度は定員を割ることはないかもしれません。
宇都宮市内を希望している方は、
競争は絶対的です!
最後まで、戦いましょう!!
※2023年度の第2回進路希望調査までの倍率はこちら⇒『2023年度栃木県県立高等学校第2回進路希望調査!』
宇都宮市内専門系高校の合格倍率
定員 | 特色選抜 | 一般選抜 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | |
宇都宮白楊 (農業経営) | 40 | 12 | 28 | 1.31 | 1.67 | 1.48 | 1.67 |
(生物工学) | 40 | 12 | 28 | 1.63 | 1.42 | 1.81 | 1.56 |
(食品科学) | 40 | 12 | 28 | 1.89 | 1.44 | 1.48 | 1.52 |
(農業工学) | 40 | 12 | 28 | 1.52 | 1.96 | 1.17 | 1.59 |
(情報技術) | 40 | 12 | 28 | 1.85 | 1.52 | 1.63 | 1.70 |
(流通経済) | 40 | 12 | 28 | 1.81 | 2.00 | 1.38 | 1.70 |
(服飾デザイン) | 40 | 12 | 28 | 1.38 | 1.59 | 1.44 | 1.74 |
宇都宮工業 (機械システム) | 120 | 36 | 84 | 1.24 | 1.29 | 1.04 | 1.21 |
(電気情報) | 80 | 24 | 56 | 1.14 | 1.27 | 1.27 | 1.26 |
(建築) | 40 | 12 | 28 | 1.61 | 1.65 | 1.43 | 1.46 |
(環境建設) | 80 | 24 | 56 | 1.34 | 1.55 | 1.09 | 1.31 |
宇都宮商業 (商業) | 200 | 60 | 140 | 1.69 | 1.40 | 1.29 | 1.43 |
(情報処理) | 80 | 24 | 56 | 1.33 | 1.17 | 1.38 | 1.32 |
宇都宮市内専門系高等学校もほぼ定員を割ることはありません。
ただ、宇都宮工業高等学校、宇都宮商業高等学校は徐々に倍率が下がっているので、このあと定員を割ることはあると思います。
実際に一昨年度(2021年度)は宇都宮工業高等学校の『機械システム』『環境建設』は定員を割っています。やはり、とは言え、全員が合格しているわけではありません。
宇都宮市内は、専門系も
勝負です!
※2023年度の第2回進路希望調査までの倍率はこちら⇒『2023年度栃木県県立高等学校第2回進路希望調査!』
栃木県東部エリア普通科系高校の合格倍率
定員 | 特色選抜 | 一般選抜 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | |
真岡 | 200 | 40 | 160 | 1.03 | 1.18 | 1.06 | 1.07 |
真岡女子 | 200 | 40 | 160 | 1.13 | 1.01 | 1.01 | 1.05 |
益子芳星 | 160 | 48 | 112 | 1.12 | 1.01 | 1.00 | 1.01 |
茂木 | 160 | 48 | 112 | 1.05 | 1.06 | 1.00 | 1.00 |
烏山 | 160 | 48 | 112 | 1.00 | 1.01 | 1.01 | 1.00 |
高根沢 | 80 | 16 | 64 | 1.00 | 1.05 | 1.00 | 1.00 |
(商業) | 120 | 36 | 84 | 1.00 | 1.00 | 1.01 | 1.00 |
さくら清修 | 240 | 72 | 168 | 1.20 | 1.39 | 1.08 | 1.32 |
次に、栃木県東部エリアの合格倍率です。
上図を見ていただくと、赤字、青字、緑字を多く見ることができます。
前述しましたが、
- 赤字:定員割れしているが、全員合格していない
- 青字:定員割れしていて、全員合格
- 緑字:定員割れしていないが、全員合格
やはり真岡女子高等学校(54.1)は定員を割っていても、しっかりとレベルで切っていますね。
定員割れしていても、安心してはいけません!
その他の高校は、赤字、青字が混在しています。まずは、基準点となる点数を超えられるよう受験勉強をしていきましょう!
※2023年度の第2回進路希望調査までの倍率はこちら⇒『2023年度栃木県県立高等学校第2回進路希望調査!』
栃木県東部エリア専門系高校の合格倍率
定員 | 特色選抜 | 一般選抜 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | |
真岡北陵 (生物生産) | 40 | 12 | 28 | 1.04 | 1.00 | 1.19 | 1.19 |
(農業機械) | 40 | 12 | 28 | 1.04 | 1.04 | 1.00 | 1.23 |
(食品科学) | 40 | 12 | 28 | 1.19 | 1.08 | 1.04 | 1.19 |
(総合ビジネス) | 40 | 12 | 28 | 1.19 | 1.15 | 1.00 | 1.12 |
(介護福祉) | 30 | 9 | 21 | 1.07 | 1.06 | 1.00 | 1.08 |
真岡工業 (機械) | 40 | 12 | 28 | 1.00 | 1.08 | 1.19 | 1.08 |
(生産機械) | 40 | 12 | 28 | 1.08 | 1.04 | 1.15 | 1.12 |
(建設) | 40 | 12 | 28 | 1.00 | 1.04 | 1.00 | 1.00 |
(電子) | 40 | 12 | 28 | 1.18 | 1.19 | 1.04 | 1.27 |
そして、当部エリアの専門系の高校です。
こちらも、赤字、青字が混在しています。ほぼ半々です。
この学科は入りやすい、この学科は入りづらいというのはないようです。
※2023年度の第2回進路希望調査までの倍率はこちら⇒『2023年度栃木県県立高等学校第2回進路希望調査!』
宇都宮市近辺の高校の近年の合格倍率まとめ
宇都宮市内は、倍率を割ることはほぼないと思います。
しかし、徐々に宇都宮工業高等学校、宇都宮商業高等学校は倍率が下がっています。
宇都宮市内でいうと、ねらい目かもしれません。
ただ、将来やりたいことがある方ですよ!
そして栃木県東部エリアは、定員を割っていることは普通になっています。
しかし、全員が全員、合格するわけではありません。
定員割ってるから、余裕!!
って、思って遊んでいると、足をすくわれますよ!
補足:これからのやるべきこと!
特色選抜まであと2週間。
一般選抜まであと1ヶ月と2週間を切りました。
特色選抜を希望している方は、面接の準備、小論文、作文の練習!
あわよくば!ではなく、
絶対に特色選抜で合格する意気込みで!!
- 様々な面接のパターンを用意しています?
- 小論文の書き方は大丈夫ですか?様々なパターンを書いていますか?
- 作文は経験談の準備は大丈夫ですか?将来の目標は大丈夫ですか?
一般選抜を希望している方は、暗記系!
- 理科、社会の重要語句は大丈夫ですか?
- 数学の公式は大丈夫ですか?
- 英語の単語、リスニング、英作文は大丈夫ですか?
あと少しです!
あと少し頑張りましょう!
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