栃木県県立高等学校再編について

高校入試・大学入試

『県立高等学校再編計画』という言葉を聞いたことがありますでしょうか。

なにそれ?!

高等学校再編計画?なに変わるってこと?

そうですよね。あまり聞かないと思います。

一応、栃木県教育員会のHPに情報がアップされています。

行政は密かにいろいろなモノを決めて、HPなどにアップしています。まだ、この世の中なので検索すれば情報は得られますが、どっちにしても自分から情報を得ようとしないといけません。

と、いうことで私の方から情報を嚙み砕いてシェアします。

『県立高等学校再編計画 』

『第一回県立高等学校再編計画』が平成16年に公表され、平成17年~平成26年に行われました。

『第二回県立高等学校再編計画』が平成29年に公表され、平成30年~平成34年(令和4年)に行われます。

『第一回県立高等学校再編計画』

こちらはもう終わってしまったことですが、だいぶ大きな高等学校の再編がありました。

新しいタイプの学校の設置

中高一貫教育校

中学校と高校を接続し、6年間の計画的・継続的な教育を行う中高一貫教育校を設置。

  • H19 宇都宮東高等学校に中学校を併設(H22に共学化)偏差値60.1
  • H20 佐野高等学校に中学校を併設(H23に共学化)偏差値48.5
  • H24 矢板東高等学校に中学校を併設 偏差値51.9

創造力やリーダーシップに富んだ人材の育成

中等教育の多様化を図り、学校選択の増やす

6年間継続した学校生活により、個性や創造性をのばす

幅広い年齢集団の中で、社会性や人間性を育成

それぞれの能力に応じた学習環境で、自ら学ぶ力をつける

県の基本的な考え

中高一貫校は既に認知されていると思いますが、県内の県立中高一貫校は上記3校となります。

近年の中学入試の倍率は

募集定員
(男女)
2021年度2020年度2019年度
宇都宮東高等学校附属中1053.904.114.48
佐野高等学校附属中1052.272.722.62
矢板東高等学校附属中701.502.102.39

子どもの人数が減っているとはいえ、倍率が下がっているのは気になります。

ピーク時よりも入りやすくなっていることは間違いないと思います。

とはいえ、まだまだ狭き門です。

以前は、これに加え抽選もありました。せっかく『適性検査』と『作文』が合格しても抽選で選ばれなければ、入学できませんでした。

総合学科高校

普通科目及び専門科目の中から、進路目的等に応じて科目を選択して学ぶ総合学科高校を設置。

  • H18 小山城南高等学校 『普通科』からの転換、共学化 偏差値45.4
  • H25 黒磯南高等学校 『普通科』『英語科』から転換 偏差値44.3

将来の職業選択を視野に入れ、普通科目及び専門科目の中から、自分の適性や進路に応じた科目を履修することで、進路実現を図る

既設の氏家高校、今市高校、足利南高校、茂木高校の4校において、魅力を感じている生徒が多く、今後も進路意識に基づいた学びの必要性が高まると考えられることから、整備を進め、学校選択の拡充を図る

県の基本的な考え

『総合学科』の内容については以前ブログでアップしています。

偏差値40~50の高校が『総合学科』になっています。もし、学力偏差値が40~50の場合で、将来がまだ固まっていない方は、『総合学科』を選ぶのもよいと思います。

男女共学化推進

県立高校の男女別学校については、学校や地域の理解と協力を得ながら、共学化を推進。

  • H18 小山城南高等学校 偏差値45.4
  • H18 小山高等学校(普通科55.3 数理科学47.7) 
  • H19 足利西高等学校+足利商業高等学校→足利清風高等学校(普通科43.4 商業40.5)
  • H20 烏山高等学校+烏山女子高等学校→烏山高等学校 偏差値43.5
  • H20 宇都宮東高等学校 偏差値60.1
  • H23 佐野高等学校+佐野女子高等学校→佐野高等学校 偏差値48.5

男女が共に築く社会の在り方として、高校も共に学ぶことには大きな意義がある

男女共に選択できる学校数の拡大

特色や個性、教育の成果を引き継ぎ、教育内容の充実を図る

共学校と別学校(男女別学校)の共存を望む県民世論に配慮する

県の基本的な考え

おそらく男女別学校がまだあるのは、関東圏内では、関東北三県(群馬、栃木、茨城)くらいだと思います。

でも、栃木県はだいぶ少なくなりましたね。

全日制高校の規模と配置の適正化

1学級40人換算で1学年当たり4学級~8学級を適正規模とする

今後の生徒減少率、各学区ごとの現状や見通しを勘案し、15%程度の学校数を削減する統合

  • H17 足尾高等学校+日光高等学校→日光明峰高等学校(普通科30.8)
  • H17 芳賀高等学校+益子高等学校→益子芳星高等学校(普通科39.3)
  • H18 藤岡高等学校+栃木南高等学校→栃木翔南高等学校(普通科54.2)
  • H18 喜連川高等学校+氏家高等学校→さくら清修高等学校(総合学科47.1)
  • H19 足利西高等学校+足利商業高等学校→足利清風高等学校(普通科43.4 商業科40.5)
  • H20 烏山高等学校+烏山女子高等学校→烏山高等学校(普通科43.5)
  • H21 粟野高等学校+鹿沼農業高等学校→鹿沼南高等学校(食料生産33 環境緑地38.3 ライフデザイン37 普通科37)
  • H23 田沼高等学校+佐野松陽高等学校→佐野松桜高等学校(商業42.9 介護福祉40.2 情報制御38.8 家政41.4)
  • 塩谷高等学校+矢板高等学校→矢板高等学校(農業経営30.7 機械38 電子33.5 介護福祉37.9 栄養食物35.9)

適正規模未満(4学級未満)の学校、将来適正規模の維持が困難となることが見込まれる学校、適正規模であっても統合により教育内容の一層の充実と活性化が期待できる学校は統合を検討

統合は、各学校の沿革や学校間の距離にも配慮し、伝統や教育力を活かし、組み合わせを検討する

県の基本的な考え

と、いうことで、『第一回県立高等学校再編計画 』でこれだけの高校が統合しています。

それもそのはずです。下記データが卒業見込み者のデータです。

中学校卒業見込み者は、平成元年(1989年)の33,066人をピークに下がり続け、平成10年(1998年)で約26,000人、平成20年(2008年)で約20,000人、平成30年(2018年)で約18,000人。

今年令和4年(平成34年)3月卒業見込み者は17,006人。ピーク時の約半分になっています。

これだけの子供の減少には、高校が合併、廃校となるのは仕方ないことかと思います。

これからも合併、廃校が検討されています。

まとめ

『第二回県立高等学校再編計画』のお話までしようと思ったのですがだいぶ長くなってしまったので今回はここまでにします。

また日を改めて『第二回県立高等学校再編計画』のお話をしようと思います。

とにかく、子どもの人数が減り、都市集中型にもなっています。

今後、もっと地方の高校は倍率が下がると思います。それにより学校が合併、廃校となります。

ただ、全ての高校をなくすことはできません。そのために特例校という形で、適正規模未満の学校も設置されます。

今、対象校となっているのが

  • 日光明峰高校
  • 益子芳星高校
  • 茂木高校
  • 馬頭高校
  • 黒羽高校
  • 那須高校

地方の高校を全て廃校にしてしまうとその地域にいる高校生が学校に行けなくなってしまうので小規模高校という形で存続します。

ここについてはまた次回お話をしようと思います。

現在、令和4年までの高校再編成しか出ていません。

これから、中学生となるお子様の世代にはまたガラリと変わっているかもしれません。

どんどん情報をアップしますので、チェックしていただけたらと思います。

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