この4月から中学生は『新学習指導要領』がスタートしました。
そこで・・・
新学習指導要領で、何が変更されたのかしら?
これから入試はどう変わるのかしら?
大変、大変と騒いでいるけど、何が大変?
そういったご不安に関してお話します。
結論からお伝えしますと、
やはり、数学と英語が大変になります。
数学の変更点(2021年)
まずは、数学です。
数学はこのネット社会において、データ分析が大変重要視されます。
このデータ分析のための力をつけるために高校生で習っていた『箱ひげ図』が中学生におりてきます。
今まで中学生では、中1の『資料の活用』という分野で、こういった言葉やっていました。
『度数』『階級値』『最頻値』『中央値』『平均値』『相対度数』
そんなの中学生の時習った?
簡単ですが、こんな感じです!(データは私がつくった値です。)
- 『度数』・・・人数や個数等
- 『階級』・・・~以上~未満の間の数値
- 『最頻値』・・・人数や個数の一番多いところ
- 『中央値』・・・小さい順や大きい順に並べた時の真ん中
- 『平均値』・・・小学校で習った平均と同じ
- 『相対度数』・・・小学校で習った割合と同じ
言葉の意味を覚えて、表やグラフから読み取る簡単なモノでした。
しかし、『箱ひげ図』がおりてくるともっと覚える事が増えそして、問題がより文章化すると予想されます。
『箱?』『ひげ?』
参考になるのが大学受験のセンターの共通テストです。ここまでのレベルはいきませんが、分析する能力が問われます。
どの年から高校受験に出てくるかまだわかりませんが、早期に対応した方がよろしいと思います。
注:地域によっては、昨年度にすでに『箱ひげ図』をやっている中2生もいました。
英語の変更点(2021年)
そして、英語です。
グローバル化に伴い、大学受験が変更され、私大では、英検などの資格がとても重要視されています。
国公立大学もこれからの大学入試センターの状況により変わっていくと思います。
大学入試では文法よりも長文読解が重要視され、高校の授業中は長文を行うことが多くなると思われます。(高校の新学習指導要領は来年2022年からスタート)
それに伴い、高校の文法が中学校におりてきます。
『現在完了進行形』『仮定法』『原形不定詞』
これらは、中学3年生で習うことになります。正直難しいと思います。
そして、中学3年生で習っていた『間接疑問』が中学2年生に。中学2年生で習っていた『助動詞』が中学1年生に。また、単語数も1200語→1600~1800語
1800ゴ、カワイイネ!
やるべきことが多く、より学力格差が広がると感じます。
よって、定着のために学習時間(自習)を増やしていかなければなりません。
ご自宅であまり勉強時間が取れていないようでしたら塾などを『お子様の勉強部屋』としてお使いいただき対応していただけたらと思います。
まとめ
数学、英語だけではなく、やはり国語、社会、理科に関しても影響はあります。
『大学入試改革』と『新学習指導要領』が及ぼす高校生の授業(高校生は2022年から新学習指導要領スタート)、高校入試、中学校の授業、小学校の授業(2020年から新学習指導要領スタート)
どの分野に関しても、今まで私たち大人が習ってきた学習とは異なります。
だからこそ、情報を早く取得し対応していただけたらと思います。
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