2026年度第1回進路希望調査北部版

さぁ、県北です。

この『県北』っていう表現、他県の私には慣れなくて・・・

宇都宮よりも北になると、やはり人口的に少なくなる分、定員割れが多くなります。

偏差値の高い高校でも定員割れをしてしまっている状況です。

ただ、偏差値が高いということは、それだけ授業レベルが高いということ、定員割れしているからと安易に判断して、願書を出さないようにしてください。

まずは、学力をしっかりと付けて行きましょうね!

では、データを見ていきましょう!

2026年度第1回進路希望調査

今市、日光の第1回進路希望調査

  • 今市工業機械は2025年度入試に定員が80名⇒40名!
  • 今市・今市工業・日光は2027年度入試に統合予定
高校名募集定員2022年度
第1回
第2回最終2023年度
第1回
第2回最終2024年度
第1回
第2回最終2025年度
第1回
第2回最終2026年度
第1回
今市1601.291.361.301.291.171.121.311.211.261.111.041.131.08
今市工業
(機械)
80⇒400.550.440.340.610.610.520.490.440.39★0.68★0.80★0.770.40
(電気)400.430.500.420.350.500.340.230.250.130.400.380.280.15
(建設工学)400.530.600.520.780.730.580.200.350.150.500.600.380.23
日光明峰800.300.500.570.490.550.500.460.530.470.350.310.310.35

今市、日光エリアです。

こちらはもうずっと倍率が0.5前後です。

ただその中でも・・・

  • 今市高等学校 倍率1.08 (過去4年間の最終倍率の平均1.20)

決して、倍率が高いわけではないのですが、グラフを見てしまうと・・・

ただ、少しずつ右下がりになっていて、定員に近づいているのがわかります。

周辺を考えても、定員割ればかりなので、この後倍率が上がることはなかなか考えづらいかなぁって思います。

そして、その他の高校は・・・

  • 今市工業高等学校 機械倍率0.40 (過去4年間の最終倍率の平均0.51)
  • 今市工業高等学校 電気倍率0.15 (過去4年間の最終倍率の平均0.29)
  • 今市工業高等学校 建設工学倍率0.23 (過去4年間の最終倍率の平均0.41)
  • 日光明峰高等学校 倍率0.35 (過去4年間の最終倍率の平均0.47)

このエリアは、来年2027年度入試の際に3校が統合します。

統合して、どのくらいに定員になるか。

それにもよりますが、もしかすると統合しても定員割れしそうな倍率です。

馬頭、大田原、黒羽の第1回進路希望調査

  • 馬頭高等学校は2024年度入試に定員が80名⇒40名!
  • 黒羽高等学校は2024年度入試に定員が120名⇒80名!
高校名募集定員2022年度
第1回
第2回最終2023年度
第1回
第2回最終2024年度
第1回
第2回最終2025年度
第1回
第2回最終2026年度
第1回
馬頭80⇒400.300.330.710.440.340.33★0.70★0.90★1.300.630.730.830.28
(水産)250.640.440.540.480.960.761.041.040.760.930.921.060.96
大田原2001.191.161.130.840.840.840.950.931.000.990.991.010.96
大田原女子2000.950.991.001.241.171.100.970.960.991.031.001.011.04
黒羽120⇒800.520.690.900.480.610.85★0.86★1.06★1.490.550.610.910.48

ここは極端に2つに分かれています。

まずは、倍率が低い方から見ていきましょう!

  • 馬頭高等学校 普通科倍率0.28 (過去4年間の最終倍率の平均0.62)
  • 黒羽高等学校 倍率0.48 (過去4年間の最終倍率の平均0.97)

馬頭高等学校は、2024年度に定員を80名から40名に削減し、倍率をだいぶ上げることができました。

しかし、2025年度入試では少し下げてしまい、そして今回・・・

ここから定員まで希望者が上がることはとても考えづらいので、定員割れのまま入試になると思います。

そして、黒羽高等学校も2024年度入試に120から80名にして、倍率が上がり、競争をする場になりましたが、同じく2025年度入試は定員割れ、そして今回もだいぶ低い位置からのスタートです。

こちらも0.48の倍率からすると、なかなか・・・と、いうのも大田原市内も定員前後なので、そこまで上る見込みはないでしょう。

  • 大田原高等学校 倍率0.96 (過去4年間の最終倍率の平均1.00)
  • 大田原女子高等学校 倍率1.04 (過去4年間の最終倍率の平均1.02)

どちらも2024年度、2025年度と定員前後なので、周辺の高校を考えてもここから倍率が上がることは考えづらいですね。

  • 馬頭高等学校 水産倍率0.96 (過去4年間の最終倍率の平均0.78)

だいぶ特殊な学科なので、定員割れしていても下がることもありますし、急に定員以上になることもあります。

注意が必要な高校です。

那須の第1回進路希望調査

このエリアは毎年のように変更があります。

ご注意ください。

  • 那須高等学校は2024年度入試に定員が80名⇒40名!
  • 黒磯高等学校は2022年度入試に定員が200名⇒160名!
  • 黒磯高等学校は2023年度入試に定員が160名⇒200名!
  • 黒磯高等学校は2025年度入試に定員が200名⇒160名!
  • 那須清峰高等学校機械制御は2025年度入試に募集停止!
  • 那須拓陽高等学校は2027年度入試に普通科が停止予定
  • 那須拓陽高等学校と那須清峰高等学校は2029年度統合予定
高校名募集定員2022年度
第1回
第2回最終2023年度
第1回
第2回最終2024年度
第1回
第2回最終2025年度
第1回
第2回最終2026年度
第1回
那須拓陽801.581.210.981.561.240.881.581.350.771.511.511.061.08
(農業経営)401.000.950.881.681.431.221.381.181.151.250.981.001.10
(生物工学)400.681.101.040.800.681.000.480.931.310.680.781.000.50
(食品化学)401.000.851.041.151.201.041.081.101.001.051.331.041.08
(食物文化)401.581.381.001.251.201.001.331.300.851.101.131.001.45
那須清峰(機械)401.501.000.771.701.351.121.100.730.581.231.281.151.23
(機械制御)400.300.330.740.400.630.890.400.551.27★-★-★-
(電気情報)401.281.181.121.251.351.381.231.231.541.231.050.851.13
(建設工学)400.750.730.581.000.980.920.901.100.770.750.901.120.83
(商業)400.580.580.500.450.581.120.900.850.620.750.650.920.68
那須80⇒400.440.640.710.440.530.67★0.90★0.93★0.850.830.951.000.40
(リゾート)400.280.430.540.480.480.410.300.550.960.330.300.420.43
黒磯200⇒160
⇒200⇒160
★1.44★1.28★1.06★1.02★0.98★0.941.331.220.95★1.38★1.22★1.091.53
黒磯南1601.020.930.951.381.331.121.211.091.181.131.061.001.13

毎年のように那須拓陽高等学校の普通科は倍率が高かったのですが・・・

  • 普通科 倍率1.08 (過去4年間の最終倍率の平均0.96)

急激に倍率が低くなってしまいましたね。

募集停止は来年の受験の時なのですが・・・間違えてしまったのか・・・そんなことはないと思いますが・・・

普通科は、毎年倍率が高いので、徐々に下がって、最終的には定員割れになっていました。

しかし、今年は低い位置からのスタートなので、このあとどうなるか・・・

  • 食物文化 倍率1.45 (過去4年間の最終倍率の平均1.02)

食物文化は、だいぶ高い位置からのスタートです。

ここは確実に下がっていきますね!

  • 農業経営 倍率1.10 (過去4年間の最終倍率の平均1.04)

農業経営は、2023年度入試から徐々に定員に近づいている感じはあります。

このままだと、最終的に定員割れは間近かと・・・

  • 食品科学 倍率1.08 (過去4年間の最終倍率の平均1.04)

食品科学は、毎年ギリギリのところを動いています。

今年も、あまり変わらないのかなぁって感じです。

  • 生物工学 倍率0.50 (過去4年間の最終倍率の平均1.04)

生物工学は、確実に上がっていきますよ!

最終的に定員以上になることも視野に入れておいてください。

那須清峰高等学校は徐々に収束していますね。

  • 機械 倍率1.23 (過去4年間の最終倍率の平均1.04)
  • 電気情報 倍率1.13 (過去4年間の最終倍率の平均1.19)
  • 建設工学 倍率0.83 (過去4年間の最終倍率の平均0.88)
  • 商業 倍率0.68 (過去4年間の最終倍率の平均0.88)

最終倍率の平均を見ても、このまま定員付近にいそうです。

  • 機械と電気情報の足りない席が14席。
  • 建設工学と商業の空いている席が20席。

上手くすれば、希望者全員が座れます。

上手くすればですが・・・

こちらも極端に2つに分かれています。

  • 黒磯高等学校 倍率1.53 (過去4年間の最終倍率の平均1.01)
  • 黒磯南高等学校 倍率1.13 (過去4年間の最終倍率の平均1.04)

黒磯高等学校、黒磯南高等学校については、時々高い数値もありますが、最終倍率は定員前後です。

今年も、このままの倍率で入試にならないと思うので、確実に下がっていくでしょう。

逆に、那須高等学校は、

  • 那須高等学校 普通科倍率0.40 (過去4年間の最終倍率の平均0.88)
  • 那須高等学校 リゾート観光倍率0.43 (過去4年間の最終倍率の平均0.59)

定員の半分も希望者がいかず・・・どちらも40名定員と少ないのですが、埋めることはなかなか難しそうです。

定員数と希望者数を見ると、上手く分散できれば全員県立に行けるようですが・・・難しいですよね。

矢板の第1回進路希望調査

  • 矢板高等学校の機械・電子は工業システムに改編
高校名募集定員2022年度
第1回
第2回最終2023年度
第1回
第2回最終2024年度
第1回
第2回最終2025年度
第1回
第2回最終2026年度
第1回
矢板
(農業経営)
400.730.750.760.830.931.000.730.830.730.630.580.660.75
(機械)400.750.550.460.750.831.000.650.450.410.400.680.65★-
(電子)400.530.780.730.280.250.560.500.500.470.380.400.32★-
(工業システム)40★0.45
(栄養食物)401.001.081.040.800.630.960.730.881.280.650.600.650.70
(介護福祉)300.800.870.800.570.570.570.770.800.750.770.930.900.57
矢板東900.530.710.890.720.740.950.620.660.630.870.861.030.68
※グラフ内の右にある緑の点が工業システムです

矢板エリアは、2023年度入試からほぼ全ての学校、学科が定員割れを続けています。

新しく機械と電子を統合し『工業システム』として40名定員にしています。

実質、1クラス(40名)減らしているのですが、だいぶ定員割れとなっています。

  • 工業システム 倍率0.45

他の学科、また矢板東高等学校もやはり定員割れとなっていて、

  • 農業経営 倍率0.75 (過去4年間の最終倍率の平均0.84)
  • 栄養食物 倍率0.70 (過去4年間の最終倍率の平均0.93)
  • 介護福祉 倍率0.57 (過去4年間の最終倍率の平均0.78)
  • 矢板東高等学校 倍率0.68 (過去4年間の最終倍率の平均0.89)

このエリアは、隣接する市から流れてくることはないのでしょうか・・・

矢板東高等学校については、中学受験で乗り越えてきた猛者たちがいるので、敬遠されることもあると思います。

ただ、ほかは・・・なかなか難しい現状ですね。

2026年度第1回進路希望調査北部版まとめ

このブログでは、あくまでデータ上からお話をしています。

高校入試は、定員以上でないと競争する場になりません。

定員割れしているからといって、希望者全員が入れるという保証はありませんが

ただ、競争率が確実に下がります。

高校入試が競争する場になるからこそ、高校で授業を受ける意味があります。

それが、定員割れして誰でも入れるとなると、わざわざ入試を行う意味がなくなります。

受験生にとっては、定員割れしていると受験しやすくなっていいかもしれませんが・・・

でも、それって・・・

まぁ、どちらにしても、しっかりと高校のレベルと自分のレベルが合っているか考えて下さいね。

あまりに離れていると、何のために高校に言っているかわからなくなりますよ。

特に、部活メインで考えている方にお伝えしたいことです。

そして、最後に県北は・・・

現時点の第三期県立高等学校再編計画で

2027年度入試(現中学2年生の受験の際)に

  • 今市高等学校、今市工業高等学校、日光明峰高等学校が統合
  • 那須拓陽高等学校の普通科が募集停止

2029年度入試に(現小学校6年生の受験の際)に

  • 那須拓陽高等学校、那須清峰高等学校が統合

が予定されています。

ただ、これはあくまで大きな再編計画であり、募集定員の削減はその年にならないと出てきません。

1クラス40名で、4クラス〜8クラスということは決まっていますが、特例校となると、その限りではありません。

現時点での特例校は

  • 益子芳星高等学校
  • 馬頭高等学校
  • 黒羽高等学校
  • 那須高等学校

2年前の令和6年度入試の際に、卒業見込みの中学生が17,000人となっていて、今年令和8年度入試では、16,500人を切っているという感じです。

そして、私立高校のニーズが上がっていて、また通信制のニーズも上がっています。

そうなってくると、この特例校というのがもっと増えそうな気がしますが・・・

今後の教育委員会の情報を追っていこうと思います。

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