さぁ!今日は久しぶりになってしまいましたが、中学受験について少しだけお話をします!
すでに12月1日に栃木県県立中学校の出願期間が終了し、出願人数が出ました!
徐々に県立中学校の受験のニーズが減っている栃木県ですが、今年の受験は増えているか・・・
私立中学校は、星の杜中学校が開校し
ざわざわしている感じですが!
では、2023年度県立中学校の倍率や一貫校としての高校の方の倍率も見てきましょう
2023年度栃木県県立中学校倍率
12月5日に栃木県教育員会で発表されたデータです。
定員 | 男子 | 女子 | 全体 | |
宇都宮東高等学校 附属中学校 | 105 | 185 | 187 | 372 |
佐野高等学校 附属中学校 | 105 | 87 | 142 | 229 |
矢板東高等学校 附属中学校 | 70 | 42 | 69 | 111 |
募集定員は、次のとおりとし、当該募集定員に対する男女の割合は、そのいずれかが 60 パーセントを超えないものとします。 ただし、適性がある者を選定する際、男女いずれかが 40 パーセントに満たない場合は、この限りではありません。
教育員会募集要項より
ということで、必ずしも男女半々の合格になるということではないということです。
宇都宮東高等学校附属中学校であれば、今回希望している方が男女同じくらいの人数なのでいいのですが、佐野高等学校附属中学校は、だいぶ女子が多いのでどうなるか・・・
そして、今回の倍率が例年に比べてどうなのかですが
栃木県県立中学校倍率比較
令和5年度の倍率はまだ確定ではなく、辞退者が出て減るかもしませんが、12月5日時点でのデータで比較します。
H31 | R2 | R3 | R4 | R5 | |
宇都宮東高等学校 附属中学校 | 4.5 | 4.1 | 3.9 | 3.6 | 3.5 |
佐野高等学校 附属中学校 | 2.6 | 2.7 | 2.3 | 2.6 | 2.2 |
矢板東高等学校 附属中学校 | 2.4 | 2.1 | 1.5 | 2.1 | 1.6 |
グラフで見ると・・・
佐野高等学校附属中学校と矢板東高等学校附属中学校はまだそこまでではありませんが、宇都宮東高等学校附属中学校はだいぶ下がってきています。
子供の人数が減っていることもありますが、一時期を考えるとだいぶ倍率が下がって来たなぁって感じます。
と、いうことは、これから受験される方は
もっと入りやすくなるかもしれません。
とはいえ、まだまだ倍率が3.5です。
高校受験と比較するとだいぶ高めです。
高校受験をしなくていいから
うちの子は一貫校に!
高校受験は大変だから・・・
小学生のうちに!
と、いう方が多く見受けられますが、正直、中学受験をして県立中学校、国立中学校に入るよりも、高校受験で高校に入る方が簡単なような気がします。
中学受験を否定しているわけではありませんよ!
お子様が、お子様の意志でやる気になっているのであれば、頑張ってもらいたいですが、保護者様だけの意見でというのは、絶対的に合格に近づくことはできません。
ここは、お子様としっかりとお話をしていただいて、ご検討いただけたらと思います。
では、一貫校高校の倍率も見ていきましょう!
2023年度中高一貫校高等学校の倍率
※第1回とは、第1回進路希望調査のこと(9月中に集計し、11月に公表)
※第2回とは、第2回進路希望調査のこと(12月中に集計し、1月に公表)
2020 第1回 | 第2回 | 特色 | 最終 | 2021 第1回 | 第2回 | 特色 | 最終 | 2022 第1回 | 第2回 | 特色 | 最終 | 2023 第1回 | |
宇都宮東高等学校 | 1.18 | 1.49 | 1.62 | – | 1.25 | 1.24 | 1.16 | – | 0.93 | 1.25 | 1.51 | – | 0.95 |
佐野高等学校 | 0.82 | 0.85 | 0.93 | 0.14 | 0.58 | 0.55 | 1.81 | 0.59 | 0.96 | 0.85 | 2.13 | 0.85 | 1.33 |
矢板東高等学校 | 0.58 | 0.7 | 0.77 | 0.6 | 0.61 | 0.61 | 1.52 | 0.81 | 0.53 | 0.71 | 1.48 | 0.89 | 0.72 |
宇都宮東高等学校のデータで最終倍率がないのは、特色選抜で定員を満たし、一般選抜を行わないから。
では、こちらもグラフで!
中高一貫高等学校の倍率は、なんと『1』前後です。
先程も見ていただきましたが、中高一貫中学校の倍率は『2』前後、または『3.5』くらい。
宇都宮東高等学校については、特色選抜のみになるのでなかなか難しくなりますが、それでも『1.5』です。
佐野高等学校、矢板東高等学校については、ここ2年は特色選抜の倍率はとても高くなりますが、一般選抜は『1』を切っています。
この2年間の高い特色選抜の倍率には
意味がありまして
2020年度までは、佐野高等学校も矢板東高等学校も特色選抜だけだったのが、希望者が集まらず、毎年定員を満たすために一般選抜も行っていました。
しかし、2021年度からは特色選抜の定員を急激に下げ、
- 佐野高等学校:2020年度までは55名募集 ⇒ 2021年度からは16名募集
- 矢板東高等学校:2020年度までは90名募集 ⇒ 2021年度からは27名募集
と、なっています。
それは、倍率が上がりますよね・・・
と、いうところで、高校の倍率の現状を見ていただきました。
いかがだったでしょうか。
他の高校の倍率もブログ内にアップしていますので、そちらもご覧ください。
2023年度栃木県県立中高一貫中学校、高校の倍率まとめ
今回はあくまで数値上のお話です。
データを取っての見解ですので、あくまでご参考までにして下さい。
- 中学受験の倍率が下がっているからチャンスと見るのか
- 高校受験の倍率の方が低いから高校受験をするのか
- または全然違う選択肢を取るのか
どちらにしても、中学受験、高校受験ともにご家族のご協力は必須です。
特に中学受験は、ご家族一緒になって受験モードにならなければなりません。
ご自宅で、お子様が勉強されている時は、ご家族も一緒に勉強ができるとよいと思います。
小学生は、絶対的に保護者様の目の届くところで勉強してください。
また中学生でも、
- お子様の部屋に誘惑がたくさんある
- 部屋に入っても直ぐに寝てしまう
- 部屋に行っても直ぐに飲み物を飲みに、食べ物を食べに出てくる
- 落ち着きがない
上記内容に一つでも当てはまるのであれば、絶対に保護者様の目の届くところ、リビングやダイニングでの勉強をオススメします。
まだまだ一人ではできません。ご家族一緒に勉強をお願いします。
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