さぁ、7月4日(火)に栃木県教育員会のHPに第3期県立高等学校再編計画がアップされました。
ここから6年間で
だいぶ高等学校が変わっていきます。
近々の大きな変化としては、令和9年度!
令和9年度ということは、今が令和5年で、年度で言うと令和6年度となるので・・・
3年後!!
今の小学校6年生が高校受験をされる時に!!
宇都宮清陵高等学校の全日制が廃止となります。
清原・芳賀地区としては、清陵高等学校がなくなるのは致命的に・・・
では、もう少し全体的にお話をしていきますね!
第3期県立高等学校再編計画前期案
では、急激な少子化による影響で、栃木県内の高校がどう変わっていくか。
栃木県教育員会のHPをから皆様の気になるところをピックアップしていきます。
細かくお読みになりたい方は、教育委員会のHPに飛んでください。
ここでは、お時間のない方用に大事なところだけをアップします。
中等教育学校への再編
中等教育学校?
って感じですよね。
結論からお伝えすると、高校からの募集無しで、完全中高一貫校ということです。
これに該当するのが
- 宇都宮東高等学校と附属中学校
- 小山高等学校
です。
宇都宮東高等学校と附属中学校
宇都宮東高等学校は、今まで併設型の中高一貫校でした。
なので、中学入試、高校入試両方ともある形です。
しかし、それが今回の再編で、完全中高一貫校となります。
- 令和9年度に宇都宮東高等学校附属中学校としての募集は停止
- 令和12年度に宇都宮東高等学校としての募集も停止
あくまで宇都宮東高等学校と附属中学校についてです。
そして、新しく中等教育学校として
令和9年度に中学入試を行い、生徒を募集します。
この際に、今まで宇都宮東高等学校附属中学校では105名の募集でしたが、一クラス分増やし140名の募集となります。
完全中高一貫教育なので
高校での募集はありません!
小山高等学校
小山高等学校は、今まで普通科と数理科学の高等学校でしたが、
- 令和13年度に小山高等学校としての募集は停止
令和10年度に中学入試を行い、生徒を募集します。
募集人数は140名です。
完全中高一貫教育なので
高校での募集はありません!
併設型中高一貫校への単位制導入
ここは、そこまで影響ありませんが、一応お伝えいたします。
まず、併設型中高一貫校というのはどういうものか・・・
併設型ということで、一部の生徒は中高一貫教育を受けることになります。
なので、中学入試も、高校入試もあります。
その併設型中高一貫校が単位制を導入します。
該当校は
- 佐野高等学校
- 矢板東高等学校
正直、単位制を導入して大きく変わるかというと、そこまでの変化はありません。
学校の統合等
そして、一番気になるところがここです。
まず、この第3期再編計画前期として栃木県内の専門系高校が統合していきます。
これは、やはり少子化の影響です。
と、その前に統合ではありませんが、1校だけ普通科の全日制が終わります。
※全日制とは、昼間5、6時間の授業を受け、部活をして帰る普通の高校です。
宇都宮清陵高等学校
なんと宇都宮市内でも募集停止があります。
- 令和9年度に全日制課程募集停止
- 令和9年度にフレックス・ハイスクール化
前述しましたが、令和9年度には宇都宮清陵高等学校の募集が終わります。
フレックス・ハイスクールとは、定時制・通信制用のハイスクールです。
宇都宮市内からも
高校が一校・・・
これは、衝撃的な大きな変化です。
- 清原中⇒宇都宮清陵高校
- 芳賀中⇒宇都宮清陵高校
と、いう構図が本当になくなることになります。
これが、今の小学校6年生が高校受験をする際です。
なので、宇都宮清陵高等学校は今の中学1年生が入学して最後になります。
鹿沼南・鹿沼商工
そして、ここからは統合のお話になります。
まずは、鹿沼エリアです。
- 鹿沼南高等学校
- 鹿沼商工高等学校
上記2校が令和9年度に統合。
使用する高校は、鹿沼商工高等学校です。
学科としては、
農業・工業・商業・家庭科です。
今市・今市工業・日光明峰
次に今市、日光エリア。
- 今市高等学校
- 今市工業高等学校
- 日光明峰高等学校
上記3校が令和9年に統合。
使用する高校は、今市高等学校です。
学科としては
総合学科になるようです!
栃木農業・工業・商業
次に栃木エリア。
- 栃木農業高等学校
- 栃木工業高等学校
- 栃木商業高等学校
上記3校が令和10年度に統合。
使用する高校は、栃木商業高等学校です。
学科としては
農業・工業・商業です。
真岡北陵・工業
次に真岡エリアです。
- 真岡北陵高等学校
- 真岡工業高等学校
上記2校が令和11年度に統合。
使用する高校は、真岡工業高等学校です。
学科としては
農業・工業・商業です。
那須拓陽・清峰
次に那須エリアです。
- 那須拓陽高等学校
- 那須清峰高等学校
上記2校が令和11年度に統合。
使用する高校は、那須清峰高等学校です。
学科としては
農業・工業・商業・家庭科です。
規模の特例(特例校)
特例校とは、県の周縁部に位置し、通学が不便な地域が学校周辺に広がり、近隣に他の高校がない学校は、特例として、1学年3学級又は2学級で生徒募集をする学校のことです。
要するに、人数が少なくても
廃校にはしませんよ!ということです。
益子芳星高等学校
- 令和6年度に3学級特例校に
- 令和8年度に福祉コースを導入
3学級特例校とは、1学年を3学級(3クラス)で行っていくということです。
馬頭高等学校
- 令和6年度に2学級特例校に
- 普通科は1学級減
2学級特例校とは、1学年を2学級(2クラス)で行っていくということです。
黒羽高等学校
- 令和6年度に2学級特例校に
那須高等学校
- 令和6年度に2学級特例校に
- 普通科は1学級減
定時制・通信制の再編
フレックス・ハイスクール(定時制・通信制用ハイスクール)の設置
令和9年度に
- 宇都宮清陵高等学校全日制⇒フレックス・ハイスクール化
令和11年度に
- 那須拓陽高等学校の校舎利用し、フレックス・ハイスクール化
定時制の募集停止
令和9年度に
- 宇都宮工業高等学校の定時制
- 宇都宮商業高等学校の定時制
令和11年度に
- 大田原高等学校の定時制
- 矢板東高等学校の定時制
通信制の移設
令和11年度に
- 宇都宮高等学校の通信制
県央・県北のフレックス・ハイスクールへ移設
栃木県の県立高等学校がここから6年で・・・まとめ
令和6年度、今の中学3年生が17,021名。
令和11年度には、中学校卒業見込みの方が15,402名で、今から約2,000人減。
令和17年度には、中学校卒業見込みの方が12,606名で、今から約5,000人減。
これは、本当に深刻な状況です。
それに伴い、競争率を維持するためにも
高校の学級数を減らしていきます。
地区 | 高校数 (R5) | 中卒減少率 (R5⇒R17) | 減らさなければならない学級数 |
宇都宮 | 10校 | 約20% | 13学級 |
上都賀 | 7校 | 約37% | 11学級 |
下都賀 | 14校 | 約26% | 17学級 |
安足 | 7校 | 約35% | 10学級 |
芳賀 | 6校 | 約28% | 9学級 |
那須 | 8校 | 約31% | 12学級 |
塩谷・南那須 | 6校 | 約34% | 9学級 |
全体 | 58校 | 約28% | 81学級 |
高校の規模にもよりますが、多いところでひと学年6クラス、7クラスと考えると、令和17年度までに各地区で2、3校はなくなる計算になります。
ただ、そうなっていくと本当に高校が点々としてしまうので、特例校が増えていくのかなぁって感じます。
現在、中学生のお子様がいらっしゃる保護者様は問題はありませんが、
小学生、保育園生、幼稚園生、またそれ以下のお子様がいらっしゃる保護者様は、もしかすると近くに高校がなくなるかもしれません。
現状、宇都宮清陵高等学校はもうなくなります。
清原地区、芳賀地区の方々は、宇都宮の中心部へ、益子、茂木、真岡へと徐々に遠くなります。
高校の選択肢を増やすためにも、学力を上げ、高校入試に挑めたらと思います。
また、情報が更新されましたら
アップしていきます。
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