高等学校は様々な学部、学科があります。
『普通科』『専門学科(機械、商業、食品など)』はよく耳にするものだと思います。
私は『普通科』で~す!
『総合学科』って聞いたことないなぁ?
という方に、『普通科』『専門学科』にプラスして第3の学科『総合学科』をご紹介!
このブログは
- 総合学科とは?
- 総合学科でやることは?
- 総合学科ってだれが行くの?
というお話をしたいと思います。
ぜひ、選択肢を増やして、自分に合った高校選択をして下さい!
総合学科とは?
総合学科は、普通教育を主とする学科である『普通科』、専門教育を主とする学科である『専門学科』に並ぶものとして、平成6年度から導入されたものです。総合学科で行われる教育の特色として、
・幅広い選択科目の中から生徒が自分で科目を選択し学ぶことが可能であり、生徒の個性をいかした主体的な学習を重視すること。
・将来の職業選択を視野に入れた自己の進路への自覚を深めさせる学習を重視すること。
などが挙げられます。
文部科学省より
『普通科』高校は、2年次になる時に【理系】【文系】の選択肢があります。この際に「理科系」「社会系」はいくつかの選択肢があり、選択をします。しかし、選択をするのはこのくらいです。
そして3年次になる時、【国立理系】【私立理系】【国立文系】【私立文系】の選択肢の中で、受験に必要は教科を選択します。
『総合学科』高校も、同様に2年次に選択肢があります。この選択肢がとても多い!!
私自身、ここまでの選択肢があるとは思いませんでした!!
無知でした、勉強しなければ・・・
そんな多くの選択肢から、将来をしっかりと検討してもらい自分に合った教科を選択します。その中には資格の取得のための教科もあります。
そして3年次にはもっと多くの選択肢があるようです。
本当に、1年次は『普通科』、2年次以降は『普通科+専門科』って感じです。
栃木県の総合学科
では、栃木県の総合学科と区分される高等学校はどこなのか?
- 栃木県立茂木高等学校(偏差値47.6)
- 栃木県立さくら清修高等学校(偏差値47.1)
- 栃木県立今市高等学校(偏差値46.2)
- 栃木県立小山城南高等学校(偏差値45.4)
- 栃木県立黒磯南高等学校(偏差値44.3)
- 栃木県立足利南高等学校(偏差値36.4)
計6校が該当します。
ただ、これだけではなく、『普通科』として、同じように2年次から資格などを中心に取得していく高等学校もあります。(そちらも例を挙げ、ご紹介します。)
では、もう少し突っ込んで見ていきます!
例として『栃木県立茂木高等学校』をご覧いただきましょう!
栃木県立茂木高等学校
1年次は『普通科』高校と変わらないカリキュラムになっています。
しかし、2年次からは5つ系列が掲げられています。
5つの系列
- 文理総合(国公立や難関大学への進学)
- 数理科学(理系進学)
- 人文国際(文系進学)
- 環境・生活(家庭・看護系進学)
- 情報・文化(情報・芸術系進学)
上記系列は、あくまで大きなくくりというだけのようです。
一応、上3つは『普通科』同様で大学進学、そして下2つが『専門科』となると思います。
選択科目を見ていきましょう!
2年次の選択科目
『普通科系』は大学進学のための科目選択となるので、置いといて・・・
『専門科系』の選択科目をご紹介!
商業・情報系
- 簿記
- 情報処理
- 情報の科学
- ビジネス実務 など
美術・芸術系
- 美術史
- 音楽史
- スポーツ概論
- 工芸
- 書道
- 服飾手芸 など
家庭系
- フードデザイン
- 生活教養
- 食文化
- 生活と福祉
- 子どもの発達と保育 など
と、1年次『普通科』だった高校が、ガラリと『専門科系』の【商業】【情報】【美術・芸術】【家庭】【食品】【福祉】【保育】と様々な分野の科目が出てきます。
ここまでとはビックリでした!HP上にあるモノは本当に一部ですね!
3年次の選択科目
3年次の選択科目はもっと多く、これだけの選択肢があればこれからが楽しみになりますね!
私は普通科高校だったので気になる科目をご紹介!
「プログラミング」「マナー研究」「地域文化」「ソルフェージュ」「財務会計」「クラフトデザイン」「リビングデザイン」「ファッション造形基礎」「電子商取引」「声楽」「創造書道」「郷土の自然」「原価計算」「地域の産業」などなど
こんなに選択科目があるの?!
『総合学科』恐るべし!(ただ流石に工業系の選択科目はありませんでした。工業系は大学に進学してからですね!)
『総合学科』は科目数がたくさんあります。自分の本当にやりたいことができるのではないでしょうか。
また、こういったものが用意されているので、将来の選択に迷っている方は、『総合学科』で学ぶのも良いのかもしれません。
そして、そして・・・、前述しましたが、『総合学科』ではなく、『普通科』高校に分類されているものの選択肢が用意されている高校をご紹介!
『普通科』高校に分類されるが『総合学科』のような高校
ということで例を挙げると『栃木県益子芳星高等学校(偏差値39)』
1年次は『普通科』同様の全員共通カリキュラムです。
そして、2年次から興味・関心・進路希望等を考慮して6つのコースから選択するようです。
- 進学コース【理系・文系専攻】(大学、短大、専門学校進学)
- 保育コース(短大、専門学校進学)
- デザインコース(美術デザイン進学)
- 食物調理コース(栄養調理系進学)
- ビジネスコース(就職)
- 情報スポーツコース(体育系進学、就職)
こう見ると、『普通科』高校に分類はされていますが、『総合学科』のような高校ですね!
進学はもちろんですが、就職も視野に入れたカリキュラムで資格も取得可能となっています。
『栃木県立益子芳星高等学校』の情報も後日アップします。
まとめ
『総合学科』はいかがだったでしょうか。
今回は『栃木県茂木高等学校』を例として挙げました。『茂木高等学校』の進路先はこちらのブログでアップしています。
基本的には『総合学科』は、偏差値が40~50くらいとなっています。
大学進学を考えるとギリギリのラインかもしれません。(短大、専門学校は問題ないと思います。)
- 大学、短大、専門学校に進学
- 資格取得して就職
高校選択の際に迷った時は、『総合学科』という選択も良いかもしれません。
『総合学科』を選択して、もう少し将来について検討する時間を設け、本当にやりたいことをやっていけたらと思います。
ぜひ、こういった選択肢もご検討ください!
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