
中学3年生にとって、志望校を選択することは本当に難しいことです。
なので、保護者様が上手く導いてあげなければなりません。

友達が行くから、この高校にする!

家から近くだからこの高校に!

この高校で部活がやりたいから!
子どもたちは、いろいろなことを言います。
小学校中学年までは、まだまだお父様、お母様の言うことを素直に聞いてくれていたと思います。
しかし、小学校高学年くらいから外にいることが多くなると、親よりも友達が優先になり、周りの人の言うことが耳に入り、そちらを信じていくようになります。

いろいろな考え方に触れていくことは、絶対的に良いことです。
しかし、流されてしまうことはよくありません!
進路を決める時は、じっくり家族会議をしてもらい、決めていただけたらと思います。
それには、情報が必要です。
データを元にしないと、子どもでも、やはり信じてくれません。
そのお手伝いができたらと思います。
では、本題にいきたいと思います!
各高校別宇都宮大学の合格人数

各高校のHPに、進学実績が載せてあります。
そちらをまとめました。
ただ、高校によって人数を載せていない高校もあるので、いろいろ調べてグラフにしています。

まずは、必ず、下記前提を読んでください。
【前提】
- 合格者数で考察。
- 宇都宮大学から考えると難関国公立大学・難関私立大学は偏差値が上なので、難関国公立大学・難関私立大学に合格されている人は、校内順位が上とします。
- 但し、私立大学は科目を限定して難関私立大学を受験される場合があります。また推薦等で校内順位が影響しない場合もあるので、【注】という形にして載せます。
- 難関国公立大学の不合格者の校内順位がどのくらいだったのか定かではないので考察には含めません。
- すべての大学を網羅しているわけではなく、『国公立大学について』内にある大学を基準にしています。
上記前提で考察しますので、「何位以内」という表記は、各高校によって大きく下振れすることもあります。
ただ、逆を返せば「何位以内」にいれば、ほぼ確実に宇都宮大学合格という文字が見えてきます。

この前提を確認していただき、下記内容をご覧ください。
宇都宮市内トップ校
まずは、宇都宮市内トップ校+石橋高校の宇都宮大学に合格した人数のデータです。
令和になってからのデータをアップします。

宇都宮高等学校からの合格者が少ないのは、やはりあまり宇都宮大学を視野に入れていないからだと思います。
過去のデータからも、難関国公立大学の合格者が、平均すると毎年120名。
宇都宮高等学校280名と考えると、半数に近づく難関国公立大学の合格数です。
また、早慶上智、GMARCH、関関同立に合格する人も平均すると200名(こちらは重複ありです)。
こういったデータからもやはり宇都宮大学は視野にないことがわかります。

過去携わってきた宇高生も、『宇大』という言葉は出てきませんでした。
宇都宮中央高等学校については、令和7年度の結果から男女共学になっています。令和6年度までのデータは、あくまで宇都宮中央女子高等学校の結果です。
徐々に、宇都宮大学への合格者数は減っていましたが、令和7年度男女共学の結果になって、少し戻したかなぁって感じです。

あくまで1期生(令和7年度)のデータだけを見ると・・・
宇都宮大学の合格者は18名。
難関国公立大学の合格者が約40名なので、宇都宮大学に合格するためには宇都宮中央高等学校内で少なくても60位以内にいれば、ほぼ見込めるでしょう!
【注:難関私立大学の合格者が約70名(重複あり)で、そちらを第一志望にする人もいるのでラインがもう少し下がるかもしれません。】
【注:難関国公立大学の不合格者がどのくらいのレベルなのかは定かではないので、含めていません。】
この後、共学のデータがどんどん出てきます。
どう変わっていくのか・・・宇都宮中央高等学校に注目していきたいと思います。
宇都宮女子高等学校は、宇都宮中央高等学校とほぼ同じようなデータです。
ただ、異なるのが難関国公立大学の合格者数です。
宇都宮女子高等学校は、難関国公立大学合格数を平均すると毎年65名前後となります。
そうすると、宇都宮大学に入るためには、宇都宮女子高等学校内で80位以内にいれば、ほぼ見込めるでしょう!
【注:難関私立大学の合格者が約200名(重複あり)で、そちらを第一志望にする人もいるのでだいぶ下がると思います。】
【注:難関国公立大学の不合格者がどのくらいのレベルなのかは定かではないので、含めていません。】
宇都宮東高等学校もほぼ同じようなグラフになっています。
宇都宮東高等学校の難関国立大学合格数の平均は42.7名。
そうなると、宇都宮東高等学校内で宇都宮大学に入るためには、60位以内。
【注:難関私立大学の合格者が約103名(重複あり)で、そちらを第一志望にする人もいるのでだいぶ下がると思います。】
【注:難関国公立大学の不合格者がどのくらいのレベルなのかは定かではないので、含めていません。】
そして、一番目立つのが、石橋高等学校です。

石橋高等学校から宇都宮大学への合格者が一番多くなっています。
一番多い令和5年度は、石橋生240名中で、30名が宇都宮大学に合格。12.5%が宇大生に!
ただ、石橋生の上位12.5%(上位30名)が宇大生というわけではありません。
例年、60名くらいが難関の国公立大学に合格しています。
なので、石橋高等学校内で少なくても90位以内に入れば、宇都宮大学以上は考えられるということにもなります。
【注:難関私立大学の合格者が約120名(重複あり)で、そちらが第一志望にする人もいるのでもう少し下がるかもしれません。】
【注:難関国公立大学の不合格者がどのくらいのレベルなのかは定かではないので、含めていません。】
逆にいうと、90位以内に入れないのであれば、宇都宮大学はなかなか難しいということ。

では、次に少しだけ、宇都宮市内の高校の偏差値をズラします。
宇都宮市内偏差値55〜62
宇都宮市内+石橋高校+真岡エリアの偏差値55付近から62付近の高校のデータです。


なんと、先程の石橋高等学校よりも宇都宮北高等学校のデータが目立つようになります!!
宇都宮北高等学校は、ここ5年間約30名くらいの合格者になっています。
宇北生320名中、30名合格。約10%が宇大生に!
こちらも宇北生の上位10%(上位30位)が宇大生になるわけではありません。
宇都宮北高等学校にも、難関国公立大学に合格する人がいます。例年15名前後です。
そうなると、宇都宮北高等学校内では、少なくても40位以内に入っていれば、宇都宮大学はほぼ見込めるということになります。
【注:難関私立大学の合格者が約30名(重複あり)で、そちらが第一志望にする人もいるのでもう少し下がるかもしれません。】
【注:難関国公立大学の不合格者がどのくらいのレベルなのかは定かではないので、含めていません。】
真岡高等学校は、宇都宮大学の合格は20名前後。
こちらも真岡高等学校上位20名が宇都宮大学ではありません。

宇都宮市内とは異なり、真岡高等学校は生徒の偏差値の幅が広くなります。
偏差値レベルでいうと50付近から68付近までの生徒です。
要するに、宇都宮南高等学校から宇都宮高等学校、宇都宮女子高等学校までです。
なので、トップ層はやはり難関国公立大学を目指します。
データからしても、平均すると約30名くらいは難関国公立大学の合格者です。
そうなると、宇都宮大学を目指すのであれば、真岡高等学校内で50位以内にいれば、ほぼ見込みは出てくるでしょう!【注:難関私立大学の合格者が約60名(重複あり)で、そちらが第一志望にする人もいるのでもう少し下がるかもしれません。】
【注:難関国公立大学の不合格者がどのくらいのレベルなのかは定かではないので、含めていません。】
そして、真岡女子高等学校は10名前後。
こちらも、真岡高等学校同様に、幅広い生徒がいます。
難関国公立大学は平均すると、10名前後。
なので、宇都宮大学以上を目指すのであれば、真岡女子高等学校内で20〜30位程度で、ほぼ見込みは出てくるでしょう!
【注:難関私立大学の合格者が約10名(重複あり)で、そちらが第一志望にする人もいるのでもう少し下がるかもしれません。】
【注:難関国公立大学の不合格者がどのくらいのレベルなのかは定かではないので、含めていません。】

ここが宇都宮市内で、宇都宮大学に合格する高校のキーかもしれません!
合格者数を見た時に、宇都宮大学に合格するためには、
- 石橋高等学校
- 宇都宮北高等学校
に進学する。
次に、

期待を込めて!
- 宇都宮中央高等学校
そして、
- 真岡高等学校
- 宇都宮東高等学校

でも、合格者数が多いだけで、受験者数もすごく多ければ、確率的にはどうなの?

そうですね!と、いうことで、次回はもっと深堀りをして、会員の方のみにお話をしたいと思います。
宇都宮市内偏差値42〜57

では、まだ普通科はあるので、宇都宮市内の高校の偏差値をよりズラしてみます!
宇都宮市内+真岡エリアの偏差値42付近から57付近の高校のデータです。


ここまで偏差値レベルを下げると、やはり宇都宮大学への進学は難しくなってきますね。
偏差値50の宇都宮南高等学校でも、宇都宮大学への合格者は1桁となります。
一番多い令和4年度のデータでも、宇都宮南高等学校320名中7名で、割合が2.2%・・・
また昨年度(令和7年度)は320名中1名の合格・・・

ここまでくると、宇都宮大学は現実的ではなくなってきますね。
茂木高等学校、清陵高等学校も・・・
宇都宮大学へ進学するために高校をどう選択するか?まとめ
いかがだったでしょうか。
あくまでデータ上の考察です。

今、こういったデータをまとめている最中です。
これは、まだまだほんの一部なので、これからのブログを楽しみにしてください!
志望校選択には、様々な選択方法があります。
選択方法が正しかったのか、わかるのは大人になってみないとわかりません。
ただ、なにもわからずに将来の選択をするよりは、データを元にして、少しでも確立を上げていけたらと思います。
今回は、あくまで合格者数を軸にして宇都宮大学に合格するためには、どの高校がベストなのかを見ていただきました。
もう一度お伝えすると、合格者数を見た時に、宇都宮大学に合格するためには、
- 石橋高等学校
- 宇都宮北高等学校
がベストで、しかも
- 石橋高等学校 ⇒ 90位以内
- 宇都宮北高等学校 ⇒ 40位以内
その次に
- 宇都宮中央高等学校(60位以内)
そして、
- 真岡高等学校(50位以内)
- 宇都宮東高等学校(60位以内)

宇都宮中央高等学校のデータは、まだ共学になり1年分しかありません。
ただ、偏差値的には石橋と宇北との間なので、もっとデータは出てくるでしょう。
正直な話、宇都宮中央女子高等学校の時は、徐々に偏差値が下がっていました。
それが、進学実績にも影響していたのかもしれません。
それか、女子校ということで、女子大に流れていたのか・・・

女子大については、データを見てきていないので定かではありません。
すみません。
今回は、宇都宮大学に限定してお話をしました。
ここから、もっと様々な方向から高校選択の方法をお伝えしていきます。
ぜひ、ご参考にしていただけたらと思います。
最後に・・・なぜ・・・
最後に、なぜこういったデータが出るかということ、やはり各高校の授業レベルです。
中学校はどの偏差値の子も同じ授業を受けます。
しかし、これが・・・上位の生徒にとっては簡単すぎて、下位の生徒にとっては難しいのです。
それを、高校でちゃんとレベル別にします。
そうなってくると、やはり授業のレベルが異なっていきます。
- ある高校は、教科書は自宅で予習するのが当たり前、定期テストは大学入試レベル
- ある高校は、教科書内容を授業で、定期テストは問題集レベル
- ある高校は、教科書内容を授業で、定期テストは教科書レベル
- ある高校は、教科書の基礎を授業で、定期テストは基礎レベル

そもそも配られている教科書もレベルが異なります。
問題集はもっと大きくレベルが変わります。
こういったことがあるので、各高校で進学できる大学のレベルが変わっていくのです。
もし、進学可能な大学を大きく変えたいのであれば、予備校や塾に通うしかありません。
これは、現実です。

だからこそ、中学3年生という時期は大切なのです。
まず、レベルの高い授業を受けられる場にいないといけません。
そのために、中学3年生という時に頑張って欲しいのです。
高校入試対策として、必死に頑張ってもらえれば、志望校をワンランク、ツーランク変えることも可能です。
志望校をワンランク、ツーランク変えられれば、大学のランクもどんどん変わっていきます。

これが、子どもたちにわかってもらえるか・・・
なので、お父様、お母様がこういった情報も把握していただき、家族会議をしていただきたいと思います。

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