まだ5月と言うこともあり、受験生はまだまだ高校についての知識が入っていないと思います。
なので、今回は皆様に高校について軽いところからお話をしようと思います。
これは、保護者様もそうですが、
なにより受験生にしっかりと把握して欲しいと思います。
ぜひ、この年度の早い時期に高校について知ってください。
高校の偏差値と学科について
偏差値ってよく耳にすると思います。
よく耳にするけど、よくわからないなぁ
と、いう方のためにそこのところからお話をしましょう!
偏差値とは?
簡単に言うと、自分がどのくらいの位置にいるのかがある程度わかる指標です。
今回計算方法は触れません。
頭に入れて欲しいことは、(※ここからお話しするのはあくまで一般的なテストで平均点が50~70くらいの時のテストです。)
偏差値は50が基準で、偏差値50を取ると、平均と同じ点数を取っていることが分かります。
なので、真ん中あたりに自分がいることが分かります。
偏差値が40だと、平均点より下で、順位は下から16%くらい
偏差値が60だと、平均点より上で、順位は上から16%くらい
じゃあ、偏差値0は、最下位で
偏差値100はトップってこと?
そうではないんです。偏差値で、0や100は出ません。
一般的にある程度のレベルのテストであれば
トップでも偏差値は75くらい。
最下位でも偏差値は25くらい。
もっと言うと、テストのレベルによっては、100点を取っても偏差値は75にならない場合もありますし、0点とっても偏差値25にならない場合もあります。
点数は関係があまりありません。
あくまで偏差値は順位と関係しています。
意味わかんない!!
グラフとかを描いた方がわかりやすいと思うので、
偏差値の話題は、また今度にしますね!
え~~~!ここまで話しておいて・・・
今は、偏差値50を取ると、平均で、順位は真ん中。
偏差値40を取ると、下から16%くらいの順位。
偏差値60を取ると、上から16%くらいの順位と覚えておいてください。
偏差値30を取ると、下から2.5%くらいの順位
偏差値70を取ると、上から2.5%くらいの順位にもなりますよ!
※上記は一般的なテストで平均点が極めて高かったり、低かったりしない時のことです。
では、この偏差値とどう関係していくのかですが、まず中学と高校の違いを少しだけ
中学校と高校の違い
中学校は、どのレベルの生徒も一緒に3年間を過ごします。偏差値など考えません。
テストで毎回90点以上を取る生徒も、勉強嫌いで10点くらいを取る生徒も。
そうすると、それぞれの生徒に合わせた授業ができません。
先生!わかんない!!
簡単すぎてつまらないなぁ・・・
と、いう形で、より上下の差が付きます。
中学は学び、競うことも大切ですが、それ以上にみんなで一緒に協力するなどの場かなぁって感じます。
しかし、高校は専門性を追求する場になっていきます。追求するためにはある程度のレベルを要します。なので、そのレベルに合った生徒のみに振り分けられます。
同レベルの生徒ばかりなので、テストの順位は大きく変動します。
今回は頑張ったから、トップ10に入った!
今回は部活や検定で忙しくて、順位が三ケタになっちゃった・・・
こういったことは普通にあります。
高校では、偏差値がとても大切になってきます。
では、高校のレベルなどについてお話をします。
高校の学科の配置
では、やっと本題に入っていきます。偏差値を踏まえて高校の学科についてお話をしますね。
高校はある規則を持って、配置してあります。
先に、結果をお伝えしますと高校は以下のように学科が配置されています。
- 偏差値55以上に普通科
- 偏差値45~55に普通科と専門系学科
- 偏差値45以下に専門科
なので、テストで平均前後の方は、普通科も専門系学科も選ぶことは可能です。
しかし、偏差値45以下の方は専門系学科しか選ぶことができません。
なぜ偏差値によって学科が決まるのか?
これは、高校側からも、子供たちからも言えることだと思います。
高校側から
前述しましたが、高校は専門性を追求します。
普通科高校は大学進学をメインに普段の授業などを行っています。
そして、偏差値の高い高校は、偏差値の高い大学を目指すようなカリキュラム(学校の授業など)が組まれています。
偏差値が中盤あたりの高校は、偏差値の中盤または低い大学に入れるようにカリキュラムが組まれています。
例えば、宇都宮高等学校、宇都宮女子高等学校は一流大学を全員が目指します。
そのために宇都宮高等学校、宇都宮女子高等学校は普段の授業のレベルが高く、予習をしてあるのが当たり前で進みます。
基礎知識や思考力は当たり前で、総合的に優れた者が通います。
その基礎知識や思考力などは、高校入学時点で判断されます。
宇都宮高等学校の偏差値は70前後なので、入学時点で70前後の生徒が合格します。
これは、他の高校も同様です。
石橋高等学校、宇都宮北高等学校は、一流、二流大学を目指す高校なので、入学時点で偏差値が60前後の生徒が合格。宇都宮南高等学校は二流、三流、四流大学に入れるように、入学時点で偏差値50前後。
宇都宮清陵高等学校だと偏差値45前後なので・・・。
厳しいようですが、ここでふるいにかけられます。
そして、栃木県で偏差値が50を切ってしまうと、大学進学が徐々に難しくなります。
そうなると、進学よりも就職に力を入れるようになります。
普通科のように進学に必要な勉強よりも、就職に必要な資格取得に力を入れます。
なので、偏差値が50以下に専門系学科が分布することになります。
子供たちから
そして、子供たちからですが、
やはり、偏差値が高い子供たちはもっと知識を求めます。より高度なことが学べるところに行きたいと思います。
おそらくですが・・・w
教室で、机の前で、学ぶことが苦手な方は、進学したいというよりも、早く学校という場から離れたいと思うのだと思います。
っていうか学校が好きで離れたくない!っていう人の方が珍しいですかね
学校側からも、子供たちからも高校になる時は、そのレベルに応じてやるべきことが定まってくるのかなぁって思います。
まとめ
偏差値は、ある程度の人数がいないと正しい値は出ません。
中学校くらいの人数では少しあやしいところです。千人、一万人単位だと良いデータになります。なので、下野模擬テストなどを受け、しっかりとした偏差値を出してみましょう!
それによって高校が定まってきます。
ただ、年度の最初の偏差値で高校を決めてはいけません!というのも
下野模擬テストなどの外部模試の年度初めの偏差値は受験率が低くなっています。正しい偏差値になりません。そして、
高校の偏差値は変わりませんが、自分の偏差値はどうにでもなります!
頑張ればワンランクもツーランクも行く高校のランクを上げることが可能です。
今までの卒業生も、5教科の合計点を100点以上上げて、ツーランク以上高校のランクを上げています。
5教科合計30点上がると高校をワンランク上げられますよ!
ぜひ、ここから頑張ってみましょう!
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