2023年度栃木県中高一貫校入試問題考察!

今回は中高一貫校の入試問題をさかのぼって考察していきたいと思います。

情報配信に余裕があるときは、様々な過去の問題を考察していきますので

ぜひ、お子様とご覧ください!

中高一貫校の問題は

大人でも悩む問題があります。

ぜひ、ご一緒に考えて見てください!

2023年度栃木県中高一貫校入試問題考察

では、2023年度中高一貫校入試の問題を見ていきましょう!

試験時間は50分間です。

適性検査4の問2と、適性検査5の問1は記述問題となります。

特に適性検査4の問2は求め方を説明しなければなりません。

では、一つ一つ見ていきましょう!

適性検査1 問1

毎度同じですが

いきなり頭から読まないようにしてくださいね!

問題については、『下野新聞社SOON』にて掲載されていますので、

そちらを見ながらご覧ください。

大問1から会話文、図2つとだいぶボリュームのある問題です。

頭から読んでしまうと、フードロスの問題なのかと思ってしまいますが、実際は全く違います。

え”っ”!?

社会の問題じゃなくて、資料の読み取りだ!!

そうなんです。

ただただ、図2から読み取れることを、選択肢から選ぶだけです。

ここで注意なのが

問題文です。

問題文には、『次のアからエの中からすべて選び、記号で答えなさい。』とあります。

『すべて選び』というところを読み落とす人が多くいます。

必ず、試験中は線を引いたり、丸で囲んでおきましょう!

  • ア:適切
  • イ:『食べ残し』の発生量はほぼ同じですが、問題としては割合です。全体量が異なるので割合は異なります。
  • ウ:適切
  • エ:50才以上の人の方が多くなっています。

適性検査1 問2

問2はもっと長いですよ!

問題については、『下野新聞社SOON』にて掲載されていますので、

そちらを見ながらご覧ください。

会話文は長ですが、ほぼ必要ありません。

必要なのは図3、4です。

まず、図3はだいこんの皮をむいていないと始まらないので、図4の③のあとになります。

また図4の中でも同時進行ができます。

それは、③と④です。

両方とも10分間ということなので、そのまま⑤の手順に入れます。

図にまとめると

①5分→②25分→④10分→⑤5分→⑥5分→
③10分→図3:10分→

と『②のにぼしを入れて待つ』という時間内に『③の洗って切る』と『きんぴらを作る』が可能となります。

これならコンロも1つで作ることが可能です。

と、いうことで、合計で5+25+10+5+5=50分となります。

適性検査2 問1

問題については、『下野新聞社SOON』にて掲載されていますので、

そちらを見ながらご覧ください。

この問題は簡単ですね!

受験生なら当たり前!

ここは、四角の前の文章の『あたためられた空気って、上へ動くんだよね。』だけで答えられます。

答えは、ウですね!

適性検査2 問2

問題については、『下野新聞社SOON』にて掲載されていますので、

そちらを見ながらご覧ください。

この問題もあまり会話文は読まなくても大丈夫ですね!

図2と問題文だけで解けます!

空間的なイメージができるかですが・・・

まずは、②の部分の丸みを作るためにはどれを選ぶかです。

丸みを帯びるためには、曲線が必要になります。そうなるもう選択肢は『サ』しかありません。

なので『サ』を基準に作ります。

『サ』の上部は6マス。下部は2マスなので、

図2から、これらと合わせられるモノは、『イ』と『ク』となります。

適性検査3 問1

問題については、『下野新聞社SOON』にて掲載されていますので、

そちらを見ながらご覧ください。

シャトルランの話ですね!

会話文の中盤あたりからが大切な文章です。

『音符=60』は1秒に1回とぶというところから

『音符=120』は1秒に2回とぶことになります。

3分21秒=201秒となるので、402回飛ぶことになります。

ここは難しくありませんね!

適性検査3 問2

問題については、『下野新聞社SOON』にて掲載されていますので、

そちらを見ながらご覧ください。

この問題は資料がたくさんあり、整理することが難しいですが

一つ一つていねいにやれば、確実は答えが出ます!

焦らずに!

図1の記録用紙と、図2の得点表を比較します。

握力上体起こし長座体前屈反復横跳びシャトルラン50m走立ち幅跳びソフトボール投げ
目標18(7)18(8)41(8)45(9)42(7)9.5(7)140(6)14(7)
記録17(7)17(7)40(7)47(10)9.7(6)138(6)15(7)
()内は得点です。

上記のように得点を入れると、すんなりと①、②は解けますね!

  • ①:3
  • ②:50

次に③ですが、文章中にりえさんが何年生なのかは書いてありません。

しかし、図1の記録用紙から、目標の合計点と評価を見ると、5年生であることがわかります。

なので、③に入る数字がわかります。

  • ③:58

そして、最後に④ですが、

シャトルランをやる前で合計が50点になっています。

B評価になるために残り8点です。

シャトルランで8点を取るためには、

④:44

となります。

ちゃんと整理してみれば

簡単に答えられます。

慌てず、一つ一つ!

適性検査4 問1

問題については、『下野新聞社SOON』にて掲載されていますので、

そちらを見ながらご覧ください。

この問題も図の中を分析できれば解けます。

ただ、割合の知識が必要になりますが・・・

まず、家にあるストローの長さが21cmであること。

そして、基準が『ド』で長さが16cmで、その他は16cmに割合を掛けます。

例えば『レ』は割合が0.9なので、16✕0.9=14.4cm

ファ
長さの割合0.90.80.750.650.60.550.5
ストローの長さ
(cm)
1614.412.81210.49.68.88

これで終わりではなく、間かくをあけるために6cmの長さのストローも7本作ります。

『最も少ない本数で』とあるので、21cmをうまく切り分けます。

例えば、下表のように21cmからそれぞれ切ったら残り何cmになるか計算してみます。

ファ高いド
長さの割合0.90.80.750.650.60.550.5
ストローの長さ
(cm)
1614.412.81210.49.68.88
21cmのストロー
の残り
6.68.2910.411.412.213

『ド』は16cmあり、21cmのストローを切ってしまうと、残り5cm。もうこのストローでは音階は使えません。

『レ』も残り6.6cmなので、他の音は作れません。

しかし、『ミ』は切っても、残りで『高いド』が作れます。

同様に

  • 『ファ』と『シ』
  • 『ソ』と『ラ』

は一本nストローで作ることができます。

これで、ストローの合計は5本です。

あとは、音階の間に挟む

6cmのストロー7本です。

21cmのストローから6cmは3本取れるので、21cmのストローは3本必要なことがわかります。

なので、合計8本必要になります。

しか〜し!ここで・・・

6cmを3本ずつだと

最後の21cmのストローって

もったいなくないですか?

と、いうことで、前に戻ってみます。

さきほど音階を作っているときに、『レ』を作った残りが6.6cmでした。

これ、使えようですよね!

なので、21cmのストローは1本減らすことができます。

こういった最後の微調整が必要な問題が

適性検査にはあります。

ご注意を!

合計は7本です。

適性検査4 問2

問題については、『下野新聞社SOON』にて掲載されていますので、

そちらを見ながらご覧ください。

算数が続きますね!?

まずは情報を整理しましょう!

  • A店:1ふくろ100本で280円
  • B店:1ふくろ50本で150円 + 5ふくろ以上で10%引き
  • C店:1ふくろ150本で400円(10本で29円もOK) + 送料300円(1000円以上は無料)

では、一つ一つ見ていきましょう!

A店は、100本で280円です。

400本買いたいので、280円✕4ふくろ=1120円となります。

次にB店は、50本で150円なので

400本買いたいとなると、150円✕8ふくろ=1200円。

また10%の割引(全体の90%分)がかかるので、

1200円✕0.9=1080円となります。

最後にC店は、150本で400円なので

400本買いたいとなると、400円✕2ふくろ=800円。

残り100本を、10本入りで購入すると、29円✕10ふくろ=290円。

合計で1090円となります。

合計が1000円以上となったので、送料はかかりません。

まとめると

  • A店:1120円
  • B店:1080円
  • C店:1090円

となり、B店が一番安いことになります。

今回は、これで終わりましたが

問題によっては、これで終わらないとモノもあります。

問題によっては、本数が少し多くなっても安くなるパターンもあります。

ご注意を!

適性検査5 問1

問題については、『下野新聞社SOON』にて掲載されていますので、

そちらを見ながらご覧ください。

これは、普段PCを使っているかですね!

まず、会話文の『先生以外は、平仮名にしたらどうかな。』というところを読み落としていないかです。

なので『日々お』を『ひびを』にしなければなりません。

ということで、

  1. バックスペースを3回
  2. 『H I B I W O』を入力
  3. 最後にエンターキー

適性検査5 問2

問題については、『下野新聞社SOON』にて掲載されていますので、

そちらを見ながらご覧ください。

この問題は、会話文が重要です。

読解力ですね!

まず、情報として

  • 『足ぶみ』のあとに『ジャンプ』
  • 『げんき』と『さようなら』は続けず、どちらかが最後

そして後列はの情報は

  • 『きらきら』が最初
  • 『さようなら』と『ぐるぐる』は同時

ここまでの情報では、『きらきら』は確定で、下のどちらかになります。

前列げんき
後列きらきら
前列さようなら
後列きらきらぐるぐる

次に、

  • 『足ぶみ』の後ろで『手びょうし』
  • 『ジャンプ』の後ろで『手を上に』

なので、下表がどこかに入ります。

前列足ぶみジャンプ
後列手びょうし手を上に

最後の情報として

  • 『指さし』は最後
  • 『ふりふり』はあいたところ

と、『指さし』が最後となったので、『げんき』が確定します。

前列げんき
後列きらきら指さし

『げんき』と『さようなら』は連続せず、また『足ぶみ』などは4マス確定なので

前列さようなら足ぶみジャンプげんき
後列きらきらぐるぐる手びょうし手を上に指さし

そして、『ふりふり』はあいたところなので

前列ふりふりさようなら足ぶみジャンプげんき
後列きらきらぐるぐる手びょうし手を上に指さし

これで完成です。

前列
後列

2023年度栃木県中高一貫校入試問題考察!まとめ

いかがだったでしょうか。

前述しましたが、適性検査4の問2と適性検査5の問1は記述になります。

特に適性検査4の問2は、表現力も必要です。

普段から、途中過程を書くようにしておきましょう!

これからも中高一貫校の問題を

さかのぼって考察していきますので

ご覧ください!

補足:作文問題

試験時間:45分間

文字数:600字程度

問題については、『下野新聞社SOON』にて掲載されていますので、

そちらを見ながらご覧ください。

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