2025年度第1回進路希望調査北部版

今回は北部に参りましょう!

北部はやはり定員割れはさけられません。

ただ、『特例校』となっている高校があります。

それが、黒羽高等学校、那須高等学校、馬頭高等学校です。

『特例校』とは、1学年2学級、3学級で行われる高校のことをいいます。(注:学級とは、クラス数のこと)

通常1学級40名で、4学級以上が好ましいとされていますが、高校周辺の生徒数を考慮し、特例として2学級、3学級でも行われるようになっています。

  • 黒羽高等学校は普通科。80名定員で2学級。
  • 那須高等学校は普通科とリゾート観光科。各40名の1学級ずつ。
  • 馬頭高等学校も普通科と水産科。各40名の1学級ずつ。

さぁ、では、実際に倍率を見ていきましょう!

2025年度第1回進路希望調査

今市、日光の第1回進路希望調査

  • 今市工業機械は2025年度入試に定員が80名⇒40名!
高校名募集定員2022年度
第1回
第2回最終2023年度
第1回
第2回最終2024年度
第1回
第2回最終2025年度
第1回
今市1601.291.361.301.291.171.121.311.211.261.11
今市工業
(機械)
80⇒400.550.440.340.610.610.520.490.440.39★0.68
(電気)400.430.500.420.350.500.340.230.250.130.40
(建設工学)400.530.600.520.780.730.580.200.350.150.50
日光明峰800.300.500.570.490.550.500.460.530.470.35

まずは、宇都宮市よりもちょっと北の矢板、日光です。

こちらは、ハッキリとしていますね。

毎年、今市高等学校が定員以上、今市工業高等学校と日光明峰高等学校は定員割れ。

今市高等学校としても、募集定員160名。希望者177名。倍率1.11なので、そこまで高いわけではありません。

現状合格者が160名。不合格者が17名。

不合格者の人数を考えると、変更する人がいないのは明らかです。

なので、例年倍率がそこまで変わりません。

そして、今市工業高等学校と日光明峰高等学校ですが、上図にはありませんがもうずっと定員割れをしています。

しかも、倍率が0.5倍前後。

もう、このまま2027年度(現中1が受験の時)の統合を待つ感じになりそうです。

そして、近年の特色選抜と一般選抜の倍率です。

今市高等学校は2022年度、2023年度の特色選抜の倍率を見ると、受けてもいいのかなぁって思いますが、それ以外は2倍をゆうに超えています。

こうなると、一般選抜に備えた方が楽にクリアできるように感じます。

今市工業高等学校と日光明峰高等学校は、一般選抜の倍率から特色選抜はノールックで受験しても良いのかなぁって思います。

どの高校も特色選抜は『作文』と『面接』です。

『作文』の題材は、

  • 過去頑張ってきたこと
  • 高校でどうしたいか、将来どうしたか

こういったものになります。

制限時間も少ないようなので、しっかりと準備をしておけば、合格できるラインだと思います。

馬頭、大田原、黒羽の第1回進路希望調査

  • 馬頭高等学校は2024年度入試に定員が80名⇒40名!
  • 黒羽高等学校は2024年度入試に定員が120名⇒80名!
高校名募集定員2022年度
第1回
第2回最終2023年度
第1回
第2回最終2024年度
第1回
第2回最終2025年度
第1回
馬頭80⇒400.300.330.710.440.340.33★0.70★0.90★1.300.63
(水産)250.640.440.540.480.960.761.041.040.760.93
大田原2001.191.161.130.840.840.840.950.931.000.99
大田原女子2000.950.991.001.241.171.100.970.960.991.03
黒羽120⇒800.520.690.900.480.610.85★0.86★1.06★1.490.55

偏差値差がとてもありますが

馬頭、大田原、黒羽高校です!

馬頭高等学校の普通科、黒羽高等学校は2024年度に急上昇していますが、これは定員を1クラス(40名)減らしたからです。

2024年度の受験生は不運としか言いようがありません。

そして、今年度第1回進路希望調査は定員割れで

  • 馬頭高等学校普通科募集定員40名。希望者25名。倍率0.96。
  • 黒羽高等学校募集定員80名。希望者44名。倍率0.55。

昨年度の上昇を見ると、今年度ももしかすると・・・第2回進路希望調査の様子を見ていきましょう!

馬頭高等学校水産科は、第1回、第2回、最終と倍率は下がっていく傾向にあります。

なので、今年度も定員割れになるように感じます。

そして、

  • 大田原高等学校募集定員200名。希望者198名。倍率0.99。
  • 大田原女子高等学校募集定員200名。希望者206名。倍率1.03。

北部では、上位校となる高校です。

ただ、倍率が低いために徐々に入るための偏差値が下がっています。

今年度も定員前後ということで、おそらくあまり動きがなく、入試になると思います。

では、特色選抜と一般選抜の比較です。

昨年度(2024年度)は、馬頭高等学校の普通科と黒羽高等学校の募集定員が減ったことで、グラフがきれいに重なっています。

昨年度は上記高校の特色選抜は加熱していましたね。

ただ、例年を考えると大田原女子の特色選抜は高めですが、他はそうでもないので、微妙なところですが、一般選抜の倍率も考慮すると、挑んでもいいのかなぁって思います。

大田原女子を希望している人は、ちょっと落ち着いて検討された方がよいかもしれません。

特色選抜は上記3校とも『作文』『面接』です。

大田原高等学校、大田原女子高等学校は偏差値からすると『小論文』かと思いきや『作文』です。

しっかり意気込みを用意しておかないと差がつかないかもしれません。

那須の第1回進路希望調査

  • 那須高等学校は2024年度入試に定員が80名⇒40名!
  • 黒磯高等学校は2022年度入試に定員が200名⇒160名!
  • 黒磯高等学校は2023年度入試に定員が160名⇒200名!
  • 黒磯高等学校は2025年度入試に定員が200名⇒160名!
  • 那須清峰高等学校機械制御は2025年度入試に募集停止!
高校名募集定員2022年度
第1回
第2回最終2023年度
第1回
第2回最終2024年度
第1回
第2回最終2025年度
第1回
那須拓陽801.581.210.981.561.240.881.581.350.771.51
(農業経営)401.000.950.881.681.431.221.381.181.151.25
(生物工学)400.681.101.040.800.681.000.480.931.310.68
(食品化学)401.000.851.041.151.201.041.081.101.001.05
(食物文化)401.581.381.001.251.201.001.331.300.851.10
那須清峰(機械)401.501.000.771.701.351.121.100.730.581.23
(機械制御)400.300.330.740.400.630.890.400.551.27★-
(電気情報)401.281.181.121.251.351.381.231.231.541.23
(建設工学)400.750.730.581.000.980.920.901.100.770.75
(商業)400.580.580.500.450.581.120.900.850.620.75
那須80⇒400.440.640.710.440.530.67★0.90★0.93★0.850.83
(リゾート)400.280.430.540.480.480.410.300.550.960.33
黒磯200⇒160
⇒200⇒160
★1.44★1.28★1.06★1.02★0.98★0.941.331.220.95★1.38
黒磯南1601.020.930.951.381.331.121.211.091.181.13

那須エリアはまず那須拓陽高等学校です。

例年からすると

普通科、農業経営、食物文化は第1回、第2回、最終と下がっていきます。

食品科学は定員前後をフラフラと・・・

生物工学は上がっていく傾向にあります。

ただ、農業経営と食物文化がちょっと低い感じはあるので、どう動くか注意が必要です。

第2回の様子を見てみましょう!

そして、特色選抜と一般選抜の倍率です。

特色選抜は2倍前後になることは頭においておいて下さい。

募集定員は普通科が80名。その他が40名。

そのうち特色選抜の定員は30%で、普通科24名。その他が12名。

『作文』と『面接』も考慮して、挑むかどうかご検討下さい。

高校のレベルに学力が満たしているのであれば、挑戦していって欲しいですね!

ただ、もし満たしていないのであれば、最後まで学力を伸ばしていくのも一つの手だと思います。

次に那須清峰高等学校です。

那須清峰高等学校は『機械』『機械制御』が『機械システム』に改編しています。

上図では、『機械システム』を『機械』として表記しています。

今までの『機械』であれば、第1回、第2回、最終と倍率は下がっていきましたが、今年はどうなっていくか、まだ予想がつきません。

『電気情報』は1.3付近をフラフラして入試になっています。

『建設工学』『商業』は基本的には定員割れです。

周辺で工業高校がないことを考えると、内部での移動はあると思いますが、そこまで他の希望していた人が移動していくることはないでしょう。

では、特色選抜と一般選抜の倍率比較です。

多少の違いはありますが、基本的には商業科以外は、特色選抜が2倍前後になっています。

那須拓陽高等学校同様に募集定員はすべて40名ずつ。

特色選抜は30%なので、12名。

その2倍くらいの受験者が特色選抜にはいることになります。

これをたった2倍と見るか

2倍もと見るか・・・

まぁ、一般選抜の倍率を考えると、もし特色選抜に合格できなかったとしても、一般選抜があるのでいいのかなぁって思いますが・・・

こちらは極端ですね。

黒磯高等学校は今年度募集定員を1クラス減らして160名にしています。

募集定員160名。希望者220名。倍率1.38。

これは、例年通りこの後は倍率が下がっていくでしょう!

黒磯南高等学校は、1.1前後をフラフラしています。

おそらくですが、黒磯高等学校から移動してくる人がいると思うので、多少上がるでしょう。

那須高等学校は、昨年度『リゾート観光』の倍率が上がっていました。

何が起きていたのか・・・ただ、定員以上にはならなかったので大丈夫だったとは思いますが。

今年度も第2回を見てみないとわかりません。

第2回で上がるようであれば要注意です。

普通科は昨年度(2024年度)に募集定員を1クラス減らして際どいところまで上がりましたが、最終的には定員割れ。

今年度もギリギリセーフなのかなぁって思います。

黒磯高等学校、黒磯南高等学校は注意が必要ですね。

募集定員が160名。そのうち特色選抜が30%なので、48名。

その2倍くらいは特色選抜を受験するとお考え下さい。

那須高等学校はどちらも一般選抜の倍率を考えると、挑んでもいいのかなぁって思います。

矢板の第1回進路希望調査

  • 変更なし
高校名募集定員2022年度
第1回
第2回最終2023年度
第1回
第2回最終2024年度
第1回
第2回最終2025年度
第1回
矢板
(農業経営)
400.730.750.760.830.931.000.730.830.730.63
(機械)400.750.550.460.750.831.000.650.450.410.40
(電子)400.530.780.730.280.250.560.500.500.470.38
(栄養食物)401.001.081.040.800.630.960.730.881.280.65
(介護福祉)300.800.870.800.570.570.570.770.800.750.77
矢板東900.530.710.890.720.740.950.620.660.630.87

では矢板エリアです!

矢板エリアは募集定員の変更がありません。

ここ最近を見ると、昨年度(2024年度)栄養食物が急激に倍率が上がりましたが、それ以外は基本的には定員割れになっています。

今年度のスタートを考えてもそこまで上がるような感じはしません。

私立明けの第2回の様子を見てみましょう!

矢板エリアの特色選抜は右下がりになり

落ち着いてきている感じはしますね。

なので、例年の一般選抜の倍率を見ても、矢板エリアはどんどん特色選抜に挑んでいってもいいのかなぁって思います。

『作文』と『面接』の準備を怠らないように!

2025年度第1回進路希望調査北部版まとめ

栃木県北部の第1回進路希望調査の結果でした。

もうすでに第2回の進路希望調査を中学校に提出された頃かもしれません。

なので、次は特色選抜のご検討です。

第1回進路希望調査、第2回進路希望調査で定員割れしていたとしても、やはり特色選抜の倍率は高くなります。

小さくても1.5倍。大きくて3倍くらいになると思っておいて下さい。

その倍率に対応できるかどうか、学校の先生ともお話をしてみて欲しいと思います。

特色選抜?受けるの自由だからね・・・

と、言われ時は、危ないかもしれません。突っ込んで先生に聞いてみてください。

学校の先生は、あまりハッキリ言わない人もいますのでご注意を!

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