2021年度栃木県中高一貫校入試問題考察!

今回は、展開図の解き方をイメージではなく、確実に解く方法をお伝えします!

ぜひ、試してみてくださいね!

どの入試も同じですが、時間がたくさんあるのであれば、ある程度だれでも答えを導き出すことは可能だと思います。

しかし、制限時間内に解けないといけないのが入試です。

そのために、どう早く解くか、いろいろな引き出しを持って入試に挑んでもらえたらと思います。

入試は、傾向を掴み

対策すれば得点に繋がります。

入試直前まで、様々な問題の解き方を知っていきしょう!

2021年度栃木県中高一貫校入試問題考察

栃木県中高一貫校適性検査の問題の傾向は

大問が5つで、その中に小問が2つ!

全部で10問です。

50分で解くということを考えると、1問にかけていい時間は5分。

ただ、算数系の問題は多少時間が必要なので、

算数系の問題以外を1、2分で解きたいところ。

実際、算数系以外の問題は

そこまで時間はかかりません。

そして、算数系に10分くらいを目安にすると時間配分としてはよいかもしれません。

適性検査1 問1

必ず、問題文から読みましょう!

問題については、『下野新聞社SOON』にて掲載されていますので、

そちらを見ながらご覧ください。

会話文をキーに図の中から日本を選ぶだけです。

まず、お父さんの会話から『パンやスパゲッティの原料は下位3か国』⇒『小麦が下位3か国』なのでウ、エ、オ。

『右のグラフもヒントになる』と言っているので、左右の品目を見ると『魚かい類』があります。

『魚かい類』は50%ちょっとなので、ウ。

正直、この問題は

これだけでも答えはウだというこがわかりました。

適性検査1 問2

問題については、『下野新聞社SOON』にて掲載されていますので、

そちらを見ながらご覧ください。

この問いも会話文をキーに図の資料を並び替えるだけ!

『外国で宣伝しているトラックの写真』⇒ア

『輸出額は年々高くなってきています。』⇒ク

『牛肉や花の割合が大きいですが、いちごや米、なしなども輸出されています。』⇒キ

『栃木県内で消費されている量よりも、県外に出荷されている量の方が多い』⇒ウ

『いちごは栃木県の特産物の一つで、都道府県別の産出額は日本一です。』⇒イ

適性検査2 問1

問題については、『下野新聞社SOON』にて掲載されていますので、

そちらを見ながらご覧ください。

これは理科の問題です。

金属を温めるとどうなるか?

それだけですね!

ア〜ウは金属とは関係がないので、すぐに答えがエだということがわかると思います。

適性検査2 問2

問題については、『下野新聞社SOON』にて掲載されていますので、

そちらを見ながらご覧ください。

さぁ、来ました!

算数の問題です。

ここまでに3問ありましたが、実際1、2分で解ける問題なので

アドバンテージが9分〜12分あると思います。

じっくり考える時間は作れているはずです。

では、会話文を読みながらいきましょう!

まずは、『図2の分量は4人分であること』『実際は5人分の材料をそろえること』

ここをお忘れなく!

また、家のみそは『100gで塩分相当量12g』ということなので塩分は12%だとわかります。

%の計算は大丈夫ですよね!

比較量÷基準量=割合

(以前だと、比べられる量÷もとにする量=割合)

また、塩分量を同じにするということなので

まず、図2の塩分量は、60✕0.08=4.8gで、一人分は4.8÷4人=1.2g

5人分だと1.2✕5=6g

そして、家のみそは12%の塩分なので、6÷0.12=50g

適性検査3 問1

問題については、『下野新聞社SOON』にて掲載されていますので、

そちらを見ながらご覧ください。

これは、表現の仕方を見ています!

①は、日陰を作ること、日よけ、日光をさえぎることなどの言葉入っていれば大丈夫です。

②は、風通しを良くすること、風の通りを良くすることなどの言葉が入っていれば大丈夫です。

適性検査3 問2

問題については、『下野新聞社SOON』にて掲載されていますので、

そちらを見ながらご覧ください。

こういった展開図は番号や印をつけると

確実に解けますよ!

イメージよりも確実性を!

番号や印の付け方ですが、

まず、隣り合うところを探し、そこから印をつけていきます。

下図で言うと、赤線と青線のところです。

その後は、①の隣に②をつけていくと、同じ印どうしがくっつくということになります。

また、立体にも同じ印をつけると、よりどこにどういった向きにアルファベットを入れればよいのかもわかります。

ぜひ、試してみてください。

『N』は『K』の右隣なので①③’の印が付いている面に『Z』の文字のように入ります。

また『E』は、④③’の印が付いている面に入るはずなので

適性検査4 問1

問題については、『下野新聞社SOON』にて掲載されていますので、

そちらを見ながらご覧ください。

ここは、数字がたくさん出てきますが

計算ではなく、分析力が問われる問題です。

  • ア・・・後半の5日間で毎回一番速い記録を出している人はいません。
  • イ・・・だんだん速くなってきている人は、『たけしさん』
  • ウ・・・10回の記録のなかで平均より速い記録は6回でません。
  • エ・・・3人の中で一番速い記録は、『つよしさん』の13.0秒
  • オ・・・差が小さいのは、『ゆうやさん』の13.4秒〜13.9秒

適性検査4 問2

問題については、『下野新聞社SOON』にて掲載されていますので、

そちらを見ながらご覧ください。

ここもデータ分析です!

まずは、第2走者は平均が一番速かった人なので

  • A・・・13.7秒
  • B・・・(13.9+13.6+13.9)÷3=13.8
  • C・・・13.9秒
  • D・・・(13.8+14.1+13.8)÷3=13.9

ということなので、『Aのよしこさん』

次に、第4走者は一番速い記録を出した人なので、『Bのあけみさん』

ここまでで、◯⇒A⇒◯⇒Bということが決定しています。

そして、第1走者、第3走者は、テイクオーバーソーンの通過記録の合計が最も速くなる順番で決定です。

C⇒A、D⇒Aはどちらも3.7秒なので、どちらが第1走者になっても同じです。

しかし、第3走者はC、Dで合計が変わってきます。

A⇒C⇒Bは、4.0秒+4.0秒=8.0秒

A⇒D⇒Bは、3.7秒+4.1秒=7.8秒

よって、C⇒A⇒D⇒Bとなります。

適性検査5 問1

問題については、『下野新聞社SOON』にて掲載されていますので、

そちらを見ながらご覧ください。

ここもデータ分析ですね!

まずは『各チームの合計ポイントを同じにすること』ということなので

Aチームから合計ポイントは、6+5+3+2=16ポイントなので

  • Bチームは残り8ポイント
  • Cチームは残り16ポイント
  • Dチームは残り5ポイント
  • Eチームは残り2ポイント

また、『北地区、南地区の人数にかたよりがないようにすること』ということなので

  • Bチームは残り北地区2人
  • Dチームは残り北地区1人、南地区1人
  • Eチームは残りは2年生で南地区

まずは、ここまで整理できます。

そして、『学年順に整理する』ともあります。

Aチームに北地区の3年生が入っているので、Dチームには残り5ポイントと考えると

また、Bチームは残り8ポイントを考えると

『6年生+2年生』『5年生+3年生』『4年生+4年生』のパターンが上がります。

しかし、『学年順に整理する』とあるので、南地区の6年生はもういないので『6年生+2年生』はなくなります。

また、同じように北地区の3年生ももういないので『5年生+3年生』もなくなります。

よって、

もう、これで残りのCチームは埋まりますね!

適性検査5 問2

問題については、『下野新聞社SOON』にて掲載されていますので、

そちらを見ながらご覧ください。

さぁ、もうひと踏ん張りです!

まずは、一つ前の問題で人数が何人いるか確認しないといけません。

問1で使った図1から21人いることがわかります。

一人500mLなので、500✕21人=10,500mLが必要になります。

  • ①の考え方では、10円安くなるので840円
  • ②の考え方では、30円安くなるので820円

おそらく、②の方がすぐに出てくると思います。

1本が安い2Lをできるだけ多く買い、残りを500mLで修正すれば、820円になります。

10,500mL÷2,000mL=5本あまり500mL

よって、2Lを5本、500mLを1本なので、150円✕5本+70円=820円

とにかく安くしようとすると

これはすぐに出てくるんですが

①の方が意外と・・・

ただ、会話中に『大きいペットボトルだけが安く買えるわけでも・・・』とあります。

と、言うことは、2Lと1.5Lで考えればよいということです。

あと、ヒントになるのが『合計840円』ということです。

十の位が『4』になる組み合わせを見つければいいんです!

  • 1.5Lのペットボトルは、130円なので、『3』の倍数
  • 2Lのペットボトルは150円なので『5』の倍数

ということがわかるので

  • 3✕3+5✕(奇数)⇒十の位が4
  • 3✕8+5✕(偶数)⇒十の位が4

1.5Lは最大でも7本までなので

  • 3✕3+5✕(奇数)

が妥当だとわかります。

1.5L✕3本+2L✕3本=10,500mL

金額的には、130円✕3本+150円✕3本=390+450=840円

2021年度栃木県中高一貫校入試問題考察!まとめ

今回は、展開図の解き方を詳しくお伝えしました。

割合なのでの文章問題だけではなく、図形も早く解く方法があります。

それをマスターして、制限時間内に解けるように練習をしていきましょう!

この後も、適性検査の問題をさかのぼっていきます。

この過去問だけでも、様々な問題の練習ができます。

ぜひ、どんどん解いてみてください!

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