さぁ!毎年恒例の栃木県全域の考察にいきましょう!
細かいその土地その土地の実情は定かではありませんが、とにかくデータ上でのお話です。
ご参考になればと思います!
まずは、栃木エリアからです。
栃木エリアは、そのエリア内だけでも全ての学科があります。
また、公共交通機関を利用すると、埼玉県にも茨城県にも出ることは可能です。
栃木県内でも宇都宮、小山、佐野、足利など様々なエリアに進出可能エリアです。
そういったこともあるので、そこまで栃木エリアは加熱していないのかもしれません。
実際のデータを見ていきましょう!
2025年度第1回進路希望調査栃木版
- 栃木翔南高等学校は2023年度に定員が160⇒200名に!
- 栃木商業高等学校商業科は2025年度に定員が120⇒80名に!
高校名 | 募集定員 | 2022年度 第1回 | 第2回 | 最終 | 2023 年度 第1回 | 第2回 | 最終 | 2024 年度 第1回 | 第2回 | 最終 | 2025 年度 第1回 |
栃木 | 240 | 1.01 | 1.02 | 1.02 | 1.05 | 0.95 | 1.15 | 0.85 | 0.82 | 0.93 | 0.92 |
栃木女子 | 240 | 1.23 | 1.17 | 1.18 | 1.12 | 1.10 | 1.11 | 1.00 | 0.96 | 1.06 | 0.95 |
栃木農業 (植物科学) | 40 | 0.80 | 0.93 | 1.03 | 0.63 | 0.75 | 0.87 | 1.08 | 1.08 | 1.07 | 1.15 |
(動物科学) | 40 | 1.45 | 1.18 | 1.07 | 1.70 | 1.30 | 1.28 | 1.58 | 1.38 | 1.53 | 1.25 |
(食品科学) | 40 | 1.40 | 1.23 | 1.27 | 0.85 | 0.93 | 1.20 | 1.45 | 1.50 | 1.70 | 1.08 |
(環境デザイン) | 40 | 0.90 | 1.00 | 1.17 | 0.53 | 0.73 | 0.87 | 0.68 | 0.83 | 1.16 | 0.73 |
栃木工業 (機械) | 80 | 1.08 | 0.99 | 0.96 | 1.16 | 1.04 | 0.98 | 1.03 | 0.98 | 1.06 | 0.76 |
(電気) | 40 | 0.70 | 1.03 | 1.04 | 1.03 | 0.98 | 1.04 | 0.65 | 0.73 | 0.62 | 1.00 |
(電気情報) | 40 | 1.18 | 1.15 | 1.15 | 1.35 | 1.23 | 1.42 | 1.00 | 0.83 | 1.00 | 0.50 |
栃木商業(商業) | 120⇒80 | 0.96 | 0.92 | 1.04 | 0.93 | 1.05 | 1.03 | 0.98 | 1.13 | 1.13 | ★1.28 |
(情報処理) | 40 | 1.13 | 1.10 | 1.08 | 0.88 | 0.58 | 0.89 | 1.15 | 1.00 | 1.04 | 0.88 |
栃木翔南 | 160⇒200 | 1.29 | 1.24 | 1.18 | ★1.19 | ★1.01 | ★1.05 | 0.88 | 0.87 | 1.03 | 1.24 |
壬生 | 160 | 1.04 | 1.04 | 1.30 | 1.03 | 0.97 | 1.11 | 0.78 | 0.81 | 0.88 | 0.84 |
栃木、栃木女子、栃木翔南、壬生
まずは、普通科系高校の倍率を見ていきましょう!
まずは、一番目立つ栃木翔南高等学校を見ていきましょう!
栃木翔南高等学校募集定員200名。希望者数247名。倍率1.24。
昨年度は、第1回、第2回と定員割れしていて、最終的には1.03。
もうこのまま定員割れが続くのかと思いましたが、突如倍率が上がっています。
栃木高等学校、栃木女子高等学校が定員割れしているので、そこから下がってくることはないと思います。
しかし、その他の地域から来る場合もあると思います。
栃木翔南高等学校(51.2)のレベルからすると、ちょっと上が
- 鹿沼高等学校(55.9)第1回倍率1.40
- 小山高等学校(55.0)第1回倍率1.23
- 足利高等学校(55.3)第1回倍率1.48
そして、同等レベルが
- 鹿沼東高等学校(50.3)第1回倍率1.23
- 佐野高等学校(51.3)第1回倍率1.22
- 佐野東高等学校(49.3)第1回倍率1.42
電車で他のエリアに行けるということは
逆を言うと、電車で他のエリアから来るということもあるでしょう。
実際は、どうなのかわかりませんが・・・
私は高校生の時、電車で30〜40分乗って高校に通っていました。
まぁ、でも上記高校も同じくらいの倍率なのでそこまで移動していくることはないのかなぁって思いますが、
どちらにしてもレベルが満たないような人は変更してくると思うので、下はいなくなり、上が増えていくでしょう!
栃木高等学校、栃木女子高等学校はどうしたのでしょう。
とにかく下がり続け、定員割れしています。
栃木高等学校は、昨年度はずっと定員割れしていて、このままだと今年度も定員割れ・・・
栃木高等学校は、宇都宮市内からも通う子もいるので、最終的にはもう少し上がるとは思いますが・・・
栃木女子高等学校も今までで、最低倍率になっています。
おそらくですが、なんとか最終倍率には定員以上になって競い合える場になるとは思いますが、近い将来、定員割れして本番になるということもあり得るかもしれませんね。
壬生高等学校も昨年度から定員割れです。
壬生高等学校(40.1)は、偏差値のレベルからすると普通科としては最終受け入れ場となっている感じはあります。
なので、必ず最終倍率の際には定員を大きく上回っていることが多かったのですが、昨年度からそうでもないようです。
これは、やはり少子化。それとも私立への流れがある影響でしょうか。
壬生高等学校も定員割れが止まりません。
そして、特色選抜についてもここ最近の考察をしていきたいと思います。
2020年度〜2024年度までの特色選抜と一般選抜の倍率です。
栃木高等学校、栃木女子高等学校、栃木翔南高等学校はどこも2022年度からは特色選抜の倍率がそこまでではなくなってきています。
特色選抜の倍率が2倍ちょっとで、一般選抜の倍率が1倍ちょっと。
これを見て、二通りの考え方ができます。
- 一般選抜の倍率が低いから特色選抜に安心して挑める!
- 一般選抜の倍率が低いからわざわざ特色選抜を受けなくても!
皆さんは、どちらの考えでしょうか?
そもそも、学力がその高校に伴っているという前提です。
もし、伴っていないということであれば、これもまた二通りの考え方があります。
- 特色選抜は受けるけど、一般選抜はレベルを下げて別の高校を受験する。または私立高校という覚悟がある
- 学力を伸ばすために、最後まで頑張り、一般選抜で受験をする
こういった考えになると思います。
正直言うと、学力が伴っていないのであれば、特色選抜はオススメできません。
なぜかと言うと、高校は合格して終わりではないからです。
高校に入って、授業についていけないのであれば、入った意味がありません。
もしかすると大学は、ランクの下の高校に行った人よりも下がるかもしれません。
学校の授業についていけないというのは、本当につらいと思いますよ。
壬生高等学校については、特色選抜も一般選抜もそこまで差がないので、どんどん挑戦してもいいのかなぁって思います。
栃木農業
次は栃木農業高等学校です。
栃木県内では『植物科学』『動物科学』という学科がある学校は他にはありません。
『植物科学』はそこまでではありませんが、『動物科学』は人気ですね!
毎年『動物科学』は倍率が第1回、第2回、最終とどんどん下がる傾向にありますが、今年はこの第1回からちょっと低いのでこのあとどうなるか微妙なところです。
『食品科学』は例年からするとこの後上がっていきそうな気がしますね!
『環境デザイン』もこのあと上がります。
『植物科学』はちょっと予想しづらいところにありますが、最近の傾向からするとちょっと高すぎるので下がっていきそうです。
どこも募集定員が40名と少ないので、データを見ながら動いて下さい。
では、同じくここ最近の特色選抜と一般選抜です。
極端です。
やはり『動物科学』と『食品科学』は特色選抜は高く、3倍前後になります。
これは、一般選抜の倍率を考慮すると得策ではないような・・・
ただ、このブログを見ていただいた人にだけ、突破口をお伝えすると・・・
栃木農業高等学校の特色選抜の試験科目は『作文』と『面接』
『作文』『面接』については、しっかりと用意をすれば勝ち取れます!!
『作文』の題材は基本的に下記2つのどちらかです。
- 過去頑張ってきたこと
- これからどうしたか
ここをしっかりと作り込めば直ぐに書けます!
『面接』も聞かれる内容はほとんど変わりないので、しっかりと準備をしておけば大丈夫です!
私立高校入試が終わり次第始めても形になるでしょう。
ただ、あやしい人は12月から始めていきましょう!
『植物科学』『環境デザイン』は2022年度、2023年度を見るとノールックでゴーですが、昨年度2024年度を見てしまうと、ちょっと心配です。
特色選抜を挑むのであれば、覚悟して準備をして下さい。
過去の題材が知りたい方は、コメント、またはお問い合わせ下さい!
栃木工業、栃木商業
次は、栃木工業、栃木商業です!
やはり専門系高校はバラバラですね。
目立つところと言うと『工業の電気情報科』と『商業の商業科』ですね。
『商業の商業科』は今年度募集定員を120名から80名に減らしているので倍率が上がるのは仕方ないことです。
なので、『商業科』を受験される人は、覚悟して下さい。
『電気情報科』は倍率0.5・・・2023年度までは倍率がめちゃめちゃ高かったことを考えると
なぜ・・・?
なにかよくない噂が流れているのか・・・
『工業の機械科』『工業の電気科』『商業の情報処理科』は定員割れ。
例年定員前後になっているので、今年度もその付近には来るような感じはします。
ただ、定員割れのところが定員割れのまま終わることも多いので、少なくても定員以上になることはないのかなぁって思います。
そして、こちらも特色選抜と一般選抜です。
2022年度はだいぶ少なかったのですが、やはり特色選抜は1.5〜2倍は覚悟しておいた方が良いでしょう。
ただ、前述(栃木工業・商業のところで)しましたが
やはり準備をしっかりとしていれば、クリアできます。
しっかりと準備をしておきましょう!
2025年度第1回進路希望調査栃木版まとめ
栃木エリアでも定員割れしているところが多く、ただ特色選抜だと1.5倍〜3倍となります。
定員割れしている高校については
- 一般選抜の倍率が低いから特色選抜に安心して挑める!
- 一般選抜の倍率が低いからわざわざ特色選抜を受けなくても一般選抜で!
というどちらかの選択になると思います。
ただ、これは学力が伴っているのが前提です。
そもそも伴っていないのであれば、最後まで頑張って学力を上げた方が望ましいです。
しかし、どうしてもその高校の特色選抜を受けたいのであれば、
- 一般選抜はレベルを下げて別の高校を受ける覚悟で、特色選抜を受験する
- 私立も覚悟の上で、特色選抜を受験する
特色選抜は覚悟を持って受験して下さいね!
楽な受験ではありません!!
皆さんの頭の中では、5教科のテストがないから楽できると思っている人もいると思いますが
特色選抜は、まず内申書、そして作文(小論文)、面接となります。
作文での受験では、どんな倍率でも準備をちゃんと行っていれば、合格できる可能性は高くなります。
しかし、準備を怠るとただただハードルが多くなるだけです。
小論文は別ですよ!
小論文は難しいです。
上位校になると小論文なので、準備をしても準備をしても実らないこともあります。
栃木エリアの上位校は、一般選抜の倍率が割っているので、一般選抜で受験された方が合格確率が高くなると思います。
ご家族それぞれのお考えがあると思いますが、少しでもご参考になればと思います。
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